ぼくとママの黄色い自転車 | 『映画評価”お前、僕に釣られてみる?”』七海見理オフィシャルブログ Powered by Ameba

ぼくとママの黄色い自転車

ママ
おぼえてますか、
ぼくのことを。


愛犬アンと共に少年は小豆島を目指して旅に出た。
母が記憶を失っていることを知らずに。






新堂冬樹の「僕の行く道」の映画化。



パパと二人で暮らす小学3年生の少年。ママはパリに留学しデザインの勉強をしていると聞かされ育てられ、ママから送られてくる手紙を楽しみにしている。
ある日、おばさんの家で見つけた写真に疑問を持ち、パパの部屋で写真入りの謎の手紙を見つけ出す。
消印と写真から小豆島だということを突き止め、ママが小豆島にいるのではと思い愛犬と一緒に旅に出る。


黄色い自転車は大好きなママからのプレゼント。わけありな人々に出会い助けてもらいながら大切な自転車で旅をする某名作アニメのような少年の冒険ロードムービーだ。


この手の映画でありがちな親が死んでいるのを隠し嘘をつくというものではない。離婚でもない。理由はすぐにわかる。故にパパの嘘をついたのもわかる。子供に本当の理由を話すのはタイミングやついてしまったが故言い出せないというものがある。ママの選択の是非。そんな親の葛藤重視ではなく、「ママに会いたい」という気持ちから旅に出た少年の成長を描いている。しかし、主人公の武井証くんの演技(実績)のせいかあまりにもしっかりし過ぎで成長が見えにくい。また、人々出会いはあまりにも都合よすぎでシラケムードが漂ってしまう。


ママを信じる、ママを受け入れた少年の気持ち、そして家族の再生という部分だけであれば感動できるだろう・・・


評価:★★


監督:河野圭太
原作:新堂冬樹「僕の行く道」
出演:武井証、阿部サダヲ、西田尚美、甲本雅裕、ほっしゃん。、柄本明、鈴木砂羽、安部美央、藤原里奈、梅原真子、市毛良枝、鈴木京香・・・他
製作国:日本
配給:ティ・ジョイ

【ぼくとママの黄色い自転車】
http://www.bokumama.jp/


評価・紹介No.:2009-189

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