サマーウォーズ SUMMER WARS | 『映画評価”お前、僕に釣られてみる?”』七海見理オフィシャルブログ Powered by Ameba

サマーウォーズ SUMMER WARS

これは新しい戦争だ。




2006年夏、たった数館から口コミで全国規模の公開となりさまざまな映画賞を獲得したアニメ「時をかける少女」。その「時をかける少女」で一躍時の人となった細田守監督の最新作で初の長編オリジナル作品。



世界中の人々が集うコミュニティーや公共機関、企業等のシステムが連動したインターネットの仮想世界「OZ(オズ)」が暮らしの中心となった近未来。
ある日突然起こった世界崩壊の危機につながるハッキングAIのサイバーテロによるOZの暴走。片田舎の武家の血筋を受け継ぐ旧家の大家族とひょんなことからその家族の一員となった高校生の少年とが世界崩壊の危機に立ち向かうというファンタジックなSF家族アドベンチャーだ。


高校野球を応援し大家族で飯を食うというまったりのどかな現実世界の田舎の風景と、自分の分身であるアバターを使いバトルをする仮想世界のギャップは明日にでも実現しそうな世界だ。そんな世界でのサイバーテロという内容はありきたりな感じはするが、90歳の大婆ちゃんの掛け声で大家族がひとつとなり家族の絆とつながりで世界崩壊の危機に立ち向かい、その姿に共感し世界までがつながるという展開に涙腺が緩んでしまう。


ジョンとヨーコというキャラクター、絆と世界崩壊の危機、そして「サマーウォーズ」のタイトルと「LOVE & PEACE」というメッセージも隠れている。

内容、展開と斬新といえるものではないが、ストーリーもわかりやすく笑いあり涙ありで大変おもしろく大人も子供楽しめる作品だ。ただ、花札は知らない人はチンプンカンプンで夢のようだろう。



細田守監督は、「時をかける少女」と「サマーウォーズ」でジブリ映画超えをしたのではないだろうか。次回の作品にも期待したい!


評価:★★★★★


監督・原作:細田守
出演:神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子、谷村美月、斎藤歩、横川貴大、信澤三恵子、谷川清美、桐本琢也、佐々木睦、玉川紗己子、永井一郎、山像かおり、小林隆、田村たがめ、清水優、中村正、田中要次、中村橋弥、入山法子、板倉光隆、仲里依紗、安達直人、諸星すみれ、今井裕貴、太田力斗、皆川陽菜乃・・・他
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース

【サマーウォーズ】
http://s-wars.jp/


評価・紹介No.:2009-165

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