8月16、17日、0時出発50時間コースで、宮城県石巻市の避難所と女川町の仮設住宅へ炊き出しと物資配布に行ってきました。今回は、東久留米と近隣から、日程の都合がついた参加希望者5人で向かいました。おなじみONLY ONE HEART のATSUSHIさんは14、15日と先に南相馬や南三陸で炊き出しや物資配布をしていて、石巻から合流しました。


ATSUSHIさんチームは他に大阪から!和菓子職人さんご一家(中学生のお子さんも!)が車で12時間以上かけて、手作りのたくさんのわらびもちを準備して参加されました!そして16日は同じく仙台からもAさんが、さらに南三陸出身のTさんご一家も!炊き出し手伝いに駆けつけてくれました!皆さん、翌日仕事や渋滞などハードなスケジュールにお付き合いいただき、皆さんに喜んでいただくことができました。皆さんお疲れ様でした!以下詳細です。




16日0時、初めまして、の人たちも含め、5名で被災地のことを話しながら、石巻へ出発しました。物資の「鍋」や炊き出し道具はATSUSHIさんのトラックなので、お借りした乗用車1台でスムーズな出発!


お盆ということもあって、前回のような渋滞はなく、順調に朝5時には、大きな北上川を挟んできれいな朝焼けを見ながら石巻に到着しました。 


仮眠をとって、しかし暑さで目が覚めます。

道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)で、物資野菜を仕入れるには開店までまだ時間があり、急遽、まだ行ったことのない南三陸町へ足を延ばすことに。大阪から到着したYさん一家も到着、トラックのATSUSHIさんらに案内してもらい、30分ほどで南三陸町へ・・。地元のTさんが案内してくださって、避難放送を続けて女性職員が流されたあの防災センターの骨組みだけになった残骸や、震災直後からガソリンを提供されたガソリンスタンドなど教えてくれました。

本当は「瓦礫」とひとことで言えるものではない、思い出や歴史や夢や想いのつまった、壊れてしまった建物や車や家が、ずいぶんと片付けられ、もうすでにその地を知らない人からすれば、元の姿も何が起きたのかもわからず、複雑な心境になります。


詳しくはONLY ONE HEARTのブログ をごらんください。


そして買出しチームや被災地の現状を見るチームにわかれた後、炊き出し予定の蛇田中学校へ。



YOUR BIG FAMILY


こちらは津波被害を免れたインター近くの避難所で、スーパーやチェーン店が乱立するところです。

それでも事前に問い合わせたり、聞いていた避難所の詳細情報では、高齢者が多く、いまだに100名近くの人が避難し、炊き出しはぜひ来てほしいと希望されていました。


午後、塩富町の阿部さん宅に寄り、預かっていただいた配布用の冷凍された手作り和菓子のわらびもちを阿部さんに託し、車、車、車で渋滞の中、注文していた生鮮食品を受け取り、予定より遅れて避難所に到着。あわただしく準備開始。今日もメニューは冷やしうどんです。魚のつみれを入れたかったのですが、予約して受け取りに行ったら、入荷できずに残念ながら、鶏とごぼうのつみれに変えられていました。 皆で手分けして食材を切り、Yさん、Tさんもご家族でお手伝いいただき、冷やしうどんと手作りわらびもちを配ることができました!お盆ということもあって、人数は少なめでしたが、先のブログに紹介したような食事をもう6ヶ月も!食べ続けているので、喜んでいただけたと思います。


YOUR BIG FAMILY


きゅうり、きくらげ、鶏とごぼう団子、オクラ、トマト、にんじんの入った冷やしうどん。トッピングは、茗荷、大葉、生姜でした。
               

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     ひとつずつ黄な粉も袋に入った、手書きメッセージ入り手作りのわらびもち 。写真は南相馬版です。
                   


今回は蛇田中学校のほかに、山下中学校避難所(40名ほど)へ、夏の香味野菜とわかめ、豆腐などを入れた冷や汁と果物2種(すもものほか、今回ふんばろう東日本プロジェクトさまから、オレンジをご寄付いただきました!) と大阪からの手作りわらびもち!もYさんご一家でお届けしました。こちらも大変喜んでいただきました!


YOUR BIG FAMILY

 

おばあちゃんが「今日のお汁で生き返りましたよ。本当にありがとうございます。主人も糖尿病なんです。仮設に移れるまで、もうちょっと、もうちょっと・・と思って我慢しているんです」とお礼を言われました。この一言を聞いて、そんなに食事がひどいのかと改めて実態を知るきかっけとなりました。


そして3度目の訪問を覚えてくださっていて、美味しいからと、毎回味付けについて質問してくださる方もいました。


早くまずは仮設住宅に移って、好きなものを選んで、自分で調理できる日常になりますように・・。