13歳と10ヶ月でした。
我が家に来たのが生後1ヶ月の時だったか13年と9ヶ月、一緒に暮らしました。
はじめて抱っこした時は本当に小さくて、
両手のひらに乗るくらいで、チョコレートケーキみたいでした(笑)
食べてしまいたいくらい可愛かったからドルチェ、と名付けました。
気が小さくて暫く吠える事が出来ず、抱っこして散歩へ連れて行けば涙を流す、そんな子でした。
私は犬を飼うのが初めてだったので、余り躾が上手くできず、何脚ソファーを駄目にされたか(笑)
今思えば、彼は喜ぶ事しかなかったような気がします。
朝起きて、目が合えば喜び、頭をなでれば喜び、ご飯をあげれば喜び、散歩へ行けば喜び、私達家族が外から帰ってくれば喜び、
思い出されるのは喜んでいる姿ばかり…
自分の方を見てほしくてか、いつも誰かの事をじっと見ていた。
その頃は気がつかなかったけど、そんな彼の視線にとても癒されていたような気がします。
彼にとってはただ、自分の方を向いて欲しい、それだけだったような気がします。
2/10から少ししんどそうで、病院へ連れて行こうか迷ったんだけど、元気がないから大好きなサツマイモを茹でてあげたら美味しそうに全部食べ、だから大丈夫かな?と安心してました。
でも11日の夜中、だんだん呼吸が荒くなり、そうしたら急に痙攣が始まり、暫くして眠るように亡くなってしまいました。
信じられ無いくらい、あっと言う間の出来事でした。
しばらくは全て夢だったのでは?
と放心状態。
夢ではなく、現実だとわかってからは
何であの時、病院へ連れて行かなかったんだろう、と自分を責めて責めて、体験した事のない程の罪悪感に襲われました。
沢山の人が、家で看取ってやる事が出来て良かったよ、と言ってくれる中、娘もこんな事を言ってくれました。
『ママはドルチェが病院へ連れて行って欲しい、と思っていたら多分解るでしょ、解らなかったって事は、ドルチェも行きたくなかったんだよ。行かないで、このままここで一緒にいたかったんだよ』 と。
娘が産まれる前から飼っていたから、私にとっては長男みたいな存在でした。
悲しみと後悔で毎日家では泣いてばかりいました。
毎日、ソファで寝てたから今でもすぐにソファを見てしまい…
本当に寂しいです。
でもいつまでも哀しんでいてはドルチェに申し訳ないから、やっと写真を飾りました。
そうしたら不思議とドルチェが戻ってきたみたいで。
本当に楽しい13年と9カ月でした。
ドルチェ、本当に本当にありがとう。
最後はここまで歩いて行き、倒れてしまいました。
本当にここが、好きだたんたね。
ドルチェありがとう。
また会える日を心から楽しみにしてるよ。