我慢を2つに大別します。

(A)「欲しいものを手に入れない」「やりたいこと行わない」という我慢。

(B)「やりたくないけれど(必要なことなので)行う」という我慢。


 このうち、(A)の「欲しいものの我慢」についての試みは、「【5歳児】おもちゃ売り場と我慢のしつけ方(次はグランドキング) 」でも紹介しました。また、(A)の「やりたいことを行わない我慢」は「子供に選ばせることの意味 」で書いたことの裏返しです。ただ「子供に自由に選ばせる」と言う抽象論を唱えているだけでは落とし穴にはまります。これについては別途書きます。

 今回は(B)「やりたくないけど(必要なことなので)行う我慢」を育てる試みについて記します。


 必要なので嫌でもやらなければならないこと。

以前書きましたが、たとえば歯磨き。息子は歯磨きが大嫌いですが、必要なことを理解しているので(虫歯になるのは嫌なので)毎日行います。かような「我慢する心」を育てるよい方法はないか?

 あります。答えを見てがっかりするかもしれませんが(笑)、それは歩くこと。

長い距離を歩くと疲れます。弱音を吐きます。でも、あと少しがんばります。弱音を口にしないことを教えます。いつも一緒に歩いていれば、子供の疲労具合も的確に判断できます。前回よりもがんばる。体力と同時に心が強くなります。

 エスカレータを使わずに階段をのぼる。短い距離なら電車では座らせない。細かいことの積み重ねです。


 その他の運動も、我慢する鍛錬に役立ちます。が、但し書きを一つ。

運動は、我慢の鍛練だけを目的にするものではありません。また、脳にいいとか、頭にいいといった理由だけでするものでもありません。2次的なものではないのです。

 考える子供に育てると同時に、きちんと運動ができる子にも育てる。それが親としてなすべきことだと考えています。運動についても、「幼児に何をどこまで教えるか 」です。人任せにせず、「必要な運動は何か」について考えること。それが重要です。


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