翌日、前日に役場の次長に紹介してもらった唐桑のボランティアグループをまとめている唐桑ボランティア団のKくんに会いに行った。彼らは僕らと入れ替わりくらいの時期に唐桑に入り、それからずっと長期滞在をしているとの事。頭が下がる思いだ。。ずっといられない僕らの分までありがとうと、その時は言えなかったが。。
10月末の完成披露ライブのサポートを快く引き受けてくれて、本当に嬉しかった。
民宿を出る時に、今日の予定を訪ねられた。僕は大船渡線に乗ると。
「だって車じゃない。。」
だから乗って、またそのまま戻って来て車で帰ると言ったら、
ご主人奥さんの2人は呆れて笑っていた。
まぁそりゃそうか。
7月に話を聞かせてもらった「じぃちゃん」も挨拶しかできなかったけど、しっかり覚えていてくれて「なんだ今日は1人か!」と言ってくれた。
この民宿のみんな大好きだ。
さて、大船渡線と。
気仙沼駅は被災しなかった。少し内陸にあった為津波は上がらなかった。
この少し手前までは津波が来たんだけど。。
気仙沼駅は大船渡線の中でも大きな駅の方だと思う。
二両編成です。
時間帯によっては1時間に一本も列車がないので一関方面へ少ししか進めなかったけど、すべて無人駅だった。無人駅に降り立ったことはほとんどなかったからテンション上がりっ放し。
いい景色だった。
車窓にはどこまでものどかな景色が広がっていて、こういう景色を見ながら「僕」は都会から故郷へ帰って行ったんだなと。
一泊二日だったけど今回も本当に有意義な時間を過ごせたと思う
。
次は歌を唄いに来るからと、心の中で言って僕は気仙沼市を後にした。
次回は、いよいよレコーディング!!!