古道芋ヶ峠樹魂碑 | 今井町 今西家住宅

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神武天皇に協力し、県主(あがたぬし)の称号を賜わり、十市県主大目の娘を孝霊天皇の皇后として外戚を結び、吉野潜行に際し後醍醐天皇を警護し、戦国期今井庄を城塞都市化して信長軍と闘うも戦いを収め、自治権を許されて栄えた。建国の地かしはらより 悠久の風を!

台風後の山林巡回。
古代において都のあった飛鳥と、離宮のあった吉野とを最短で結ぶ道「古道・芋ヶ峠」に立ち寄りました。
この道は、吉野側では「岡街道」、国中側では「芋峠越吉野街道」と呼ばれました。
そして、このいにしえの地に亡き父が建立した山の神様、樹魂碑、お地蔵様がお祀りされており、ご挨拶致しました。

日本武尊が旅先より大和を偲んだ思国歌に、
「大和は  国のまほろば  たたなずく青垣
 山ごもれる  大和うるわし」という有名な歌がありますが、「まほろば」とは、一番すぐれた、かけがえのない場所という意味です。

このまほろばの地で、無縁社会を埋めるために団塊の戦士たちや独り暮らしの人たちを迎い入れて労をねぎらい、霊魂を弔うことが使命だと生前、父は語っておりました。
父の遺言である孤独な人々を弔うために樹木葬をこの吉野町中増の山で企画運営していくことを改めて樹魂碑にお誓いいたしました。


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樹魂碑、山之神

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三世地蔵尊

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樹訓-今西啓師