家族、恋人、友人などあなたの人生において欠かすことの
出来ない存在が誰しもいることでしょう。
決して人間一人ではないのです。
そんな存在がいるからこそ今まで生きてこれたし、これからも生きていかないと
いけない理由、価値が生まれるのです。
俺にも生きるための理由、頑張らないといけない理由があります。
それは今の奥さんと子供の存在です！
その女性とは去年ラトビアで出会いました。
同時チームメイトであった日本人選手とスーパーマーケットで買い物中のこと
あまりにもきれいな外人女性がいたのでその人を見たいがために何度もガン見をしていました。
「うわ～あの人きれいじゃね？」、「あれはモデルだろ？」 みたいな。
すると、その女性が
「日本人の方ですか？」
と声をかけてきたのです。 まさかの彼女は日本語を理解していたのです
しかし、こんなきれいな女性、しかも日本語が話せる女性に出会えるなんて
「ラッキー」と思いました。
帰り際、彼女が
「今日娘の誕生日会があるので来ませんか？」
と招待されました。 子供いるんか～い！！と思いましたが。。。笑
それでその後、２歳の娘の誕生日会に参加することになったのです。
これが彼女との出会いでした。
それから、彼女は以前から不満を抱いてた前の夫と別れました。
別に俺の存在があったというわけではありません
笑その時、俺はラトビアの田舎町に住んでいましたが、
（離婚後）休みの日などに彼女が住む首都リガに行って
ちょくちょく彼女と娘の２人に会っていました。
（ちなみに彼女は石川県の金沢に住んでいました。俺も金沢住んでいた経験があったので
なんかしらの縁を感じました。）
その後、稼ぎもなく住む場所もない彼女とチームが用意してくれてる家で
一緒に住むようになりました。
正直、大した給料をもらっていなかったので贅沢はさせてやれなかったし、
貯金を崩してやっていかないと厳しい状況でした。
そして、彼女は俺との子供を身ごもりました。
正直、うれしさ反面、いきなり２人の子供を育ててあげられるのかが心配でした。
彼女のお腹が大きくなるにつれて心配ばかりが頭をよぎりました。
「出産費用は？」 「子供の洋服は？」 「毎日食事を与えられるのか？」
当時の俺はサッカーよりそっちのことばかり考えて頭を悩ます毎日でした。
一人の男としては幸せな時期のはずなのに・・・
そんな理由もあり、去年は日本に帰らず彼女の親戚がいるイングランドで１２月を過ごし、
新しいチームを探していました。
貯金も尽き、実家から助けてもらうしかありませんでした。
１月に行われた今いるチームでのトライアウトはまさに「死ぬ気」、家族のために
どうしても合格して契約しないといけませんでした。
トルコでのキャンプを終えて無事契約を結ぶことが出来ました。
自分の家族に飯を食わせる目処がたったのです。
そして２月下旬、トルコキャンプとキプロスキャンプの３日の休み期間に
イングランドに再び行き、そこでタイミング良く子供は生まれました。
4000グラム近くもする男の子です。
その日は俺が生まれた時同様に雪が降っていました。
その子を抱えた時、こいつを一生、俺の人生かけて守ると誓いました。
いや、自然にそのような感情が湧いてきた。というのが正しいのかもしれません。
その後、彼女は一人で住むおばあちゃんのために再びラトビアへ。
（彼女の両親はすでに亡くなっています）
俺は所属先のロシアへ。 一緒に住みたいですが、おばあちゃんは一人で住んでますし、
娘は幼稚園に通いだし、ビザの関係もあり彼女はラトビアにとどまることに
なりました。
俺は６月のオフシーズンはラトビアで過ごしまして、現在は毎日連絡は取りつつ
２日ほどチームの休みがあると飛行機で家族のいるラトビアに向かうという感じです。
奥さんと二人の子供に会うととても幸せですし、
多くのエネルギーをもらうことが出来ます。
今までこの事について発表出来なかったことを申し訳なく思っております。
サッカーをするために海外に渡った自分が外人の彼女を作り、子供まで作って、
サッカーそっちのけで生活の事ばかり考えてるなんて批判されるんだろうなと
正直ビビっていました。
応援してくれてる人への裏切り行為だと。
でも、やはり今の自分には自分の家族が全てだし、これからもそれは変わらない。
俺のことを知ってる人にはやっぱり俺のことを全て知ってほしいと思いました。
今まで隠していてすみませんでした。
おそらく日本人のサッカー選手で外人の奥さんがいるのは
俺だけなんではないでしょうか！？笑
ハーフの奥さんとかよく聞きますけど。
日本のスポーツ界を見ても珍しいことなんではないでしょうか。
かなりレアだと思います。笑
こんな俺ですけどこれからも応援お願いします！
機会があったら奥さんや子供についても紹介します
