右の下腹部を触るたびに思い出す手術の事。
もう二年前になるかな?
右鼠形(ソケイ)部ヘルニアの手術です。



元を正せば、この手術前検査でHIVと判明したんだけれどね・・・。



どんなもんかと言うと、右のモモの付け根辺りの筋肉の隙間から、腸又は脂肪が飛び出してきて、お玉様の袋にまで入ってくるというヤツ。
男性は幼年期は睾丸がお腹の中に納まっているものの、成長過程でお玉の袋に降りてくるんだけど、その時に筋肉に隙間が残ったままの人が居るそうです。
アタシがもれなくその一人。



普段は出っ放しで痛くもなんともないけど、突然カントン状態っていって、締め付けられると最悪!!立ってられない位の痛さよ。
お陰で以前はセントレアの医務室に運ばれた経験があるわ(笑)



で、手術は下半身麻酔か全身麻酔と聞かれ、迷わず「全身で」と答えたわ。
だって、音が聞こえたり、電メスで焦げた匂いとかするのやだし。



前日の夜から絶飲食で、ヘロヘロ状態で病院へ。
手続きを済ませ、とりあえず入院するお部屋へ。



抗生物質等のアレルギーテストをしたり、着替えたり、手術ムードが段々高まってくるわ!



きっとこのままベッドで寝たまま運ばれて、「○○さん、27歳です。」とかいうやりとりを聞きつつ、手術室へ運ばれて行くんだわ!
なんてテレビで良くみるシーンを想像しては、勝手にドキドキしてたわ。



ところがどっこい!



手術室までは自分で歩いて行くし、自分で「○○です。27歳です。」なんて言っちゃって、頭にシャンプーハットみたいなのを自分でかぶり、自分で歩いて手術室へ。
手術室の内部って、幾つも手術室があるのね!
色んな手術があるから、一部屋って訳じゃないんだー。なんて感心している間に自分の手術室へ到着。



涼しくて、緑色のものものしい部屋に、緑色の服を着た医師達が黙々と準備してました。



「ついに始まるわ!」
と緊張もMAX!!
でも手術台って意外と小さい!!
うかうかしてると落ちてしまいそうな手術台に自ら乗り、いよいよ手術本番へ!!!