アタシは読書が趣味☆



・・・嘘です・・・ごめんなさい(笑)



一年に1~2回来るか来ないかの読書欲の時に、読みたい!と思える本が無い限り、基本的に読書をしないアタシ。
去年はたまたまタイに行く時が読書欲と読みたい本とが重なって、「プールサイドで読書」なんていう、知的なおラズを演出する事が出来たわ☆



とはいえ、小説とかは苦手なので、旅行記とかエッセイとかの「ノンフィクションもの」が好き。
タイ旅行時は、後に長澤まさみが主演した「ガンジス川でバタフライ」を読んでたわね。
その続編も。



でも、その前に友達から薦められた本があって、それは読書が苦手なアタシが一気に読みほした位、食いついて読んだ本よ。



「行きながら火に焼かれて」著:スアド



かなりショッキングな話よ。
「名誉の殺人」と呼ばれている風習が残る中東の田舎村で生まれた女性の話。
女性に人権は無く、奴隷のようにこき使われ、男の人と目が合うだけで「娼婦」扱い。
婚前交渉なんてもってのほか。
そんな事をする「女」は「家族の恥」として、家族会議で「娘を殺す」事が決定され、家族の誰かの手によって、殺されるのよ。
それは「家族の名誉を守った英雄」として称えられこそすれ、罪にはならないって風習。
部族の風習だから、警察や政府も取り締まれないんだって。



日本で生まれ育ったアタシには信じられないし、ショッキングな話だったわ。
著者はたまたまヨーロッパの団体に助けられて、今はヨーロッパのどこかで旦那さんと子供達と幸せに暮らしているけど、実名や顔を出すと、一族が追ってきて、殺される可能性が高いんだって。



なんでこんな事をいきなり書いたかって?
最近ね、「イスラム教」とかについて調べてたのよ。
そしたら「名誉の殺人」ってキーワードがひっかかってさ、「あ!これ読んだ本じゃん!」って。



別に宗教をどうこう議論する訳じゃないけど、「女性」の人権が無い国って沢山あるんだなぁ・・・って思ったわ。悲しくなっちゃった。
ある国での強姦事件では、強姦された女性が「鞭打ち200回と禁固6月」に対し、強姦した男性は「鞭打ち100回」で終わったっていう、不平等な裁判結果も出たりしてるみたい。
もちろん、今現在も!よ。
その女性も、強姦されたから「不浄な女」とみなされ、「家族の名誉を汚した」として、今度は家族から命を狙われる・・・。
絶句よね。



今現在の話ってのがまた信じられない話で、でも実際に起きてるからさ、今だってどこかで起きてるかもしれないのよ。



それに対してどうこう出来ないけど、自分をとりまく環境はとても恵まれてるんだなぁ・・・って痛感するわ。



思い出したし、また色々考える機会になったから、書いてみました。