新日本プロレスBEST OF THE SUPER Jr.18 第2戦ニアライブ観戦記(前編) | プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

リングパレス育ち、北海道に住む50歳、ファン歴35年のプロレスバカです。
プロレスについてのアレコレやテレビネタ、日常の想いを綴ってます。
そして2016年からは母の認知症についても書き残すことにしました。


ゆうべは11時頃に早寝したせいか5時に起きちまいました(ジジイかよっ!汗)

なもんで朝っぱらからプロレス見ますw

28日にディファ有明でおこなわれた新日本プロレス ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニアの第2戦、サムライTVニアライブ中継観戦記ですー。



この日の実況はDDT中継でお馴染みの村田晴郎氏、解説は東スポ・柴田氏、ゲスト解説に棚橋というちょっとめずらしい顔合わせ。

試合前のトークではドラダのことをメキシコで一緒に練習した「いいヤツ」と評したタナ。でもこの日はドラダ、公式戦が無いのが残念だね…。

その棚橋、「メイン(ライガーvsサスケ)のレジェンド対決と対(つい)を成すという意味でKUSHIDAvs飯伏の一戦にも注目」と見どころをわかりやすく紹介。さすが逸材、ナイス解説。




①Aブロック公式戦 タイチvsフジタ“Jr.”ハヤト


異色の顔合わせと言ってもいいだろう。両者ともいつも通りの闘いぶり。はぐらかすタイプのタイチと真っ向からぶつかっていくタイプのハヤト。コントラストが面白い。

この日もエプロンからのキックを放った際に左足首を気にするハヤト。前日も金本相手に右足首を気にしていたがひょっとしてそれ、いつものことなのか…。

バシバシ蹴りまくるハヤトに要所でキックを見せるタイチ。この辺りも対照的。

最後は金本戦と違って一発でK.I.D.を決めたハヤトが連勝。




②Bブロック公式戦 田口隆祐vs佐々木大輔


序盤、素早いグラウンドの攻防から場外トペを見せるなど佐々木が意欲的なファイト。

しかしコーナーから飛んだところを田口がドロップキックで迎撃してチェンジオブペース。さすが田口、この辺りは場数の差が見える上手さ。

「ロックアップは美しい」と表現するタナ。組んだ瞬間に相手の力量がわかることも語る。すげえ面白い解説。

リング上は一進一退。田口はめずらしくシザースキックを見せる。

どどん狙いを回転エビで返しにいく佐々木。どどんをめぐる攻防が勝敗の行方を左右する焦点か。

今日も「ミラノ作・どどんスズスロウン」で田口が勝利。この技に関しては出し惜しみはしないということか。

優勝候補本命に推す声も多い田口、連勝で出だし好調。




③Aブロック公式戦 邪道vsデイビー・リチャーズ


全然意識してなかったけど入場前にリングアナからリチャーズは「CHAOS」と紹介されたのでCHAOS対決となるのか。

ゴングと同時に大「邪道コール」。ちょっと意外に感じたのはオレだけ?

棚橋はリチャーズのことを「瞬発系のトレーニングが多い」という興味深いエピソードを紹介。

序盤はインサイドワークを駆使する攻防が多く、両者とも「腹の探り合い」といった印象。この辺り、手の内を知ったチームメイト対決ならではか。

足狙いに照準を定めていくリチャーズ。一点集中は邪道のほうが得意では?と思いきや、棚橋から「リチャーズはアンクルホールドも使う」とまたまたナイスな情報。

ややペースはリチャーズに傾いていくか。

リチャーズはコーナー最上段からのブレーンバスターを放った際、みずからの後頭部を抑える。このあたりの「過剰なバンプ」もダイナマイト・キッドを彷彿させる。

一進一退の攻防の末、最後はシャープシューターでリチャーズが邪道からギブアップを奪う大物食い。

番狂わせともいえる結末だが、ちょっと観客席の反応が薄かった一戦。この日のお客さんは派手な攻防を望んでいるのかな? それともすでにリチャーズが邪道に勝っても「不思議ではない」と認識されているということか。




④Bブロック公式戦 外道vsTAKAみちのく


TAKA自身、「楽しみ」と語っていた一戦。ベテラン同士の渋めの闘いを期待してみる。

外道から右手を差し出すもタオルで右手を拭ってから握手に応じようとしながら引っ込めるTAKA。再び右手を差し出す外道にサミング! しかし外道はここで「してやったり」とアピールするTAKAの隙を突くスクールボーイ。

TAKAのジャストフェースロック狙いをWARスペシャルで切り返す外道。

案の定、要所で裏の読み合いとなる展開。

エビ固めの攻防、ヘビーキラー1号でTAKAの勝利!

敗れた外道も「やられた!」という表情。

バックステージインタビューで「ぜってー勝てねえかと思ってた」と語るTAKAは本当に嬉しそう。

いっぽうの外道はコメントスペースでの第一声がやはり「やられたー!」。

オレの能力では文章表現しきれない、なんとも味わい深い一戦でした。


ところで、「宇宙人プランチャ」のイメージが強い新日本マットにおいて、歳月を経て、じっくりとした試合を見せるファイトスタイルを自分のものにしたTAKAみちのくが今回のリーグ戦にエントリーされた意味は非常に大きいと思ってます。

ジュニアヘビー級ならではのハイフライング、派手な大技の攻防も面白いけれど、それだけが軽量級のプロレスじゃない。TAKAみちのくは一戦一戦を通じて観客や選手、マスコミ等、見る者すべてにそうしたメッセージを発信していくのではないでしょうか?




⑤真壁刀義&小島聡&本間朋晃vs矢野通&飯塚高史&石井智宏


先シリーズ、電撃的な握手をかわした真壁と小島が初のチーム結成。対するはCHAOS軍。

序盤からダブルのショルダータックルを見せて意外なほど息が合っている真壁と小島。タッチワークもスムーズ。

「いっちゃうぞバカヤロー!」も久々に満場一致の大合唱。やっぱり小島はベビーフェースが似合う。

棚橋が指摘したがキングコング・ニードロップを使う真壁とウエスタン・ラリアットを使う小島は、さながら“和製超獣コンビ”。最後は真壁&本間のダブル攻撃から小島がラリアットで勝利。初戦からチームワーク良すぎ!

試合後、小島が呼び込む形でリング上であらためて真壁とガッチリ握手。バックステージでも両者ともわだかまりは消えたようなコメント。これは新しい流れを作るには十分すぎる合体だ。


ジュニアが主役のこのシリーズ。リーグ戦以外で先シリーズまでのヘビー級戦線におけるストーリーの続きを見せてくれるひじょうにバランスの取れた構成。




それにしても放送席の棚橋、いちいち的確すぎる解説で面白い。さすがIWGPヘビー級チャンピオン。解説においても100年に1人のイツザイだぜ!(もうちょっと声が聞き取りやすければ文句なし、最高w)



前半戦終了です!





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