今年で7回目を迎えた新日本プロレス『ニュージャパンカップ』
開始当初こそ「夏のG1で最強決定戦がおこなわれているのに、なぜこの時期にトーナメントを開催する必要があるのか?」との思いがいっぱいだったが、そこは“継続は力”というやつか。優勝者がIWGPヘビー級王座への次期挑戦権を得られるという“副賞”もあって、今やすっかり春の本場所として定着した。
すでに出場選手、トーナメントの組み合わせも発表となったので、勝手に優勝予想をしてみまーす☆
出場選手は16名。
後藤洋央紀(2009年、2010年覇者)、永田祐志(2007年覇者)、ジャイアント・バーナード(2006年覇者)、小島聡(前IWGPヘビー級王者)、真壁刀義、中邑真輔、中西学、天山広吉、MVP、田中将斗、矢野通、井上亘、内藤哲也、高橋裕二郎、飯塚高史、カール・アンダーソン。
※現・IWGPヘビー級王者・棚橋弘至はトーナメント不参加
四の五の言う前に、まずはこちらの画像をご覧ください
週刊プロレス1568号21ページを拝借
ズバリ!
今年は中邑真輔の優勝を予想!!
IWGPヘビー級史上最年少王者の経歴を持ち、現王者の棚橋、真壁、後藤らと、いわば“新日本プロレス四天王”の一角を成す中邑真輔であるが、なぜか夏のG1、そしてこのニュージャパンカップとは不思議と縁が無い。
もちろん、ただ単に「ジンクス破り」を期待しているわけではない。言うなれば「巻き返し」を期待しての優勝予想だ。
昨年夏のG1クライマックス以降、新日本マットのヘビー級シングル戦線は小島聡を軸としたものとなっている。中邑真輔は昨年12月、その小島の王座(当時)へ挑戦するも敗れている。
ここ最近の中邑真輔は1.4東京ドームでの潮﨑豪戦以降、鳴りを潜めている感が強い。
大成功に終わった仙台におけるペイパービュー大会においても青義軍とのイリミネーションマッチへの出場で、中邑真輔という個人をアピールする試合ではなかった。
たしかにCHAOSという反体制ユニットのリーダーであり、彼の発信する言動からは常に「何かしらのメッセージが込められているのか?」と観る者の想像力を刺激させられる。
しかし最近は同じCHAOS軍の中でもキャリアが下である内藤の躍進、飯塚の凶暴ぶり、タイガーマスクとの抗争を見せた石井智宏らの陰に隠れている印象が濃い。
が、逆にそれが不気味なほどで、嵐の前の静けさにも思えるのだ。
こんなに目立たない、おとなしい存在ではないというのが、僕の中邑真輔に対する印象。
今の中邑真輔は、いつかどこかで何らかの機会の為に牙を研いでいる最中。そう思えてならないのだ。
それになんといっても現在のチャンピオンは棚橋弘至。
棚橋弘至対中邑真輔の1対1の勝負を、それもチャンピオンシップという大舞台で見せてほしい。いや、僕はそれが見たい
ま、そうした願望を込めての予想です。
いずれにしろシングルのトーナメント。メンバーも粒が揃っています。
今年のニュージャパンカップも盛り上がることを期待しましょう