暗技研2台目のAl-FDB14
遙遙関西からやってきた ひでぼんRさんのルノー
今回はRブレーキ台座の角度調整とチェーンラインの修正を頼まれてます。
梱包さてた段ボールから出してみると変速しない状態で
原因を探していたらRDのプーリーを挟むカーボンプレートが割れてるではないか~
取り敢えず軽く調整して変速できるようにしときました。
問題のRブレーキ台座を見て材質が硬いと直ぐにわかったので
棒ヤスリで少し擦ってみると硬いのなんの!
これを手仕上げしたなんて信じられな~い
これからフライス加工するのにバイスで噛めるように水平直角の面が必要なので
全ての面をミーリング加工しました。
ブレーキが乗る面を4度程多く削るんですがそのままだとタイヤとアーチのクリアランスが無くなってしまいます。
取り付ける穴を長穴にして3mm調整できるようにするんですが
泥よけの穴を使った固定ボルトのタップ穴に当たりそうです
ナットも出っ張るとフレームに当たってしまうので長穴ザグリ加工して逃がしを作ります。
最初の状態のまま付けたブレーキ!シューの傾きでこれだけ角度が変ったのが分かるでしょ。
シューの調整をしてブレーキ台座の加工は成功です。
タイヤとアーチのクリアランスは増えてます
良かった良かった!
さて問題のチェーンラインですが ひでぼんRさんは厚み3.5mmのチェーンリングを
スペーサーにしてフレーム側へ寄せていたんですがこれでは重いし格好悪い!
ならば3.8mm BBのフェイスを追い込んでしまいましょう。
片パスでBBを罫書く準備をしときましょう。
白いフレームは見えにくいの黒マジックを塗って削り過ぎないように罫書きます。
サンダーを使って一気に紙一重残して削り飛ばします。
BBタップを使ってネジも追い込みます。
ここでフェイスも削るので2mm余計に追い込みしときます。
フェイスカッターを使って左右の水平を出しますがサンダーの荒削りはかなりいい状態!
綺麗に面が出ましたね~周りのバリもヤスリで削って良い感じです。
トーケンのBBを入れた状況です
かなり左によりましたね~。
新たに用意されていたチェーンリングと自作バッシュガードを付けてチェーンを掛ければ出来上がり~
おっと!クランクとフレームのクリアランスがヤバカッタ!
当たらなくてよかった。
肝心なチェーンラインも良い感じです。