蜀13回目。
《劉禅》
りゅうぜん。幼名は阿斗(あと)
劉備の子で、幼少時戦にて取り残された際、
趙雲に命を救われている。
劉備の死後、跡を継ぎ皇帝へ。
諸葛亮に政治を任せた。
諸葛亮の死後は、後継者に任せるが
黄皓(こうこう)という宦官の台頭により国力は疲弊。
その後魏の侵攻により降伏。
命は助けられ、安楽公に命じられる。
後に魏の都洛陽にて司馬昭に
「蜀が恋しいか」と聞かれ、
「ここは楽しいので蜀は思い出さない」と答えたという、
逸話がある。
蜀を滅ぼした戦犯の一人として扱われることが多い。
無双では、5までは登場してもモブまたはアイテムだった。
が、6で笑顔でおっとりした喋りの若い皇帝として、
キャラクター化。
警戒心を抱かせないために暗愚を装っているが、
実は才能があるキャラクターとして書かれている。
劉禅の解釈としては珍しいが、
だが、実際、諸葛亮に政治を任せていたときは、
国は特に問題なかったのだ。
有能な人物に任せられるのは一つの才能。
その後、有能な人物が少なくなり国が疲弊したが、
滅ぶまで結構長い時間国を保ってる。
そのため、拡大解釈すれば、
実は有能とも書ける。
無双6は晋の登場で、
ストーリーモードが長編映画のように
強調して書かれていたが。
その締めを三国志の基本を崩さずに、
それでいて、新鮮に見せてくれた。
劉禅の降伏は、民を守るためという解釈だ。
というわけで、劉禅は非常に好きなキャラだ。
無双ならではの解釈がとてもうまくいってると思う。