祝 祭 / かぜ
2006年9月20日に Songs Of Wishes レーベルからリリースされた
かぜのデビューマキシ。
そもそも、自分がかぜをソロデビューさせようと思ったのは
いつなのか?
と思い起こすと、きっとそれは Songs On the Web のオムニバス
「442」を創っている途中か、リリースの頃だろう。
自分はかぜのデビューのために、「株式会社爽」を設立し、
新レーベル「 Songs Of Wishes 」を設立した。
そう決心させたのは、かぜの類い稀なメロディメーカーとしての才能、
清新かつ、今の時代に某かのリアリティをもって響くその声の美しさに
他ならない。
閑話休題。
レコーディングの裏話などは、私のブログの このあたり を
読んでいただくとして、リリースからしばらく経った今、
プロデューサーなりのこのCDのレヴューを静かにしたためてみよう。
まずは、タイトルチューンの 祝祭 から。
この曲は当初、「♪雲よ」というタイトルで自然を賛美した内容の
ラヴソングであったのだが、試行錯誤の後、「いつの日か、老若男女が
笑って踊れる歌を創りたい!」という私の思いもあり、現在あるような
歌詞になった。
サウンドプロデューサーの Waq さんの華麗なストリングスアレンジが持つ
スケール感をライヴで再現するのは至難の技だが、それが実現する時に、
かぜは次のステージに進めるだろう。
2曲目の 蒼月夜曲 は、歌詞に関して言えば、快心の出来に近い。
メロディの出来に関しても、かぜ本人も満足しているのではないか。
加々美亜矢さんのコーラスも文字どおり華を添えていただいた。
3曲目の 渚にて は、デモの段階では「西松井田」と名づけられていた
バラッド。
デモ提出の締め切りの当日の朝、あわただしく録音されたものが、
こうして形になったのは面白い。
かくして、かぜのソロシンガーとしてのキャリアは、このマキシから
始まった。
今この段階でかぜを応援してくださっている皆さんには、心からお礼を
申し上げたい。
そして、始まったばかりのかぜの音楽の道往きを温かく見守って
いただければ幸いである。
かぜ オフィシャルサイト かぜのうわさ