この時間枠は前作の「飛魚高校生」が終わってから4ヶ月間、ずっと旧作ドラマの再放送だったので、やっと新しいのが始まったという感じです。
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このドラマは、昨年金鐘獎で最優秀主演男優賞を受賞した吳慷仁が主演ということで放送前から話題になっていましたが、やっぱり吳慷仁が出るから観るっていう人が多いみたいです（私もその一人）。
視聴率も結構いい線行くのでは？
今回吳慷仁が演じるのは、太平洋上で最も食べる価値のある十大レストランのうちの一つと言われる、高級フレンチレストラン La Mureのシェフであり、そのレストランを運営する会社の社長でもある霍廷恩。
背が高くてイケメン、地位があってお金もあり、料理も凄腕。
でも、性格はちょっとウザイところがあるかな。
ある日、廷恩はネットで夜市グルメの「咖哩蝦一口堡（一口エビカレーバーガー）」の情報を目にする。
廷恩のレストランの看板料理である「咖哩龍蝦（カレーロブスター）」がお手頃な値段で食べれる、「夜市の庶民版霍廷恩」として人気を呼んでいると。
その「一口エビカレーバーガー」の店主が、邵雨薇の演じる衛芬青。
芬青にとって、夜市は生活のすべて。
画像のようにガスボンベを軽々担いでしまうほどの力持ちであり、性格もオトコマエ。
夜市仲間には「青爺」と呼ばれ、何かと頼りにされている。
そんな夜市中心の生活の中でも芬青が抱いている夢は、名シェフだった亡き父の名声を自分の手で再び取り戻すこと。
正式な料理の教育は受けたことはないが、父の残したノートを参考に、日々料理の研究に余念がない。
廷恩がたまたま仕事帰りに通りがかった夜市で、ある屋台から聞こえてきたのは…。
“祝你天天開心 日日是好日”
それは、夜市で店を出していた廷恩の妹、廷莉（黃甄妮）が客に料理を渡すときに言っていた決まり文句。
この妹はどうやら甲斐性のない男と駆け落ちのように家出してしまったらしく、廷恩の何度もの説得にも関わらず、家に戻ろうとしなかった。
廷恩たちのお母さんは、2人を連れて再婚していたのかな？
廷莉は家の中での自分の立場に不満を抱いていた様子。
そして、たぶんすでに亡くなってる…？ そのあたりはまだ詳しく語られてません。
妹のこともあったせいか、夜市が嫌いでさっさと通り過ぎようとしていた廷恩だけど、その決まり文句を聞いて思わず引き寄せられ…。
それが件の「庶民版霍廷恩」の屋台だったというわけ。
「一口エビカレーバーガー」を注文し、食べた廷恩は、芬青のカレーを否定。
廷恩はその場で芬青が使ったものと同じ食材で「一口エビカレーバーガー」を作ることに。
廷恩の「一口エビカレーバーガー」のほうが味も見た目も上であることは、夜市仲間も芬青も認めざるを得ず…。
翌日、廷恩のレストランを訪れた芬青。
廷恩に“道場破り”をされたから、今度は反対に自分が廷恩の「カレーロブスター」に挑戦してやると。
「食べたことのあるものは何でも再現できる」と啖呵を切った芬青だけど、挑戦は失敗。
芬青は潔く負けを認めつつも引き下がることはせず、「7日間あれば必ず同じ味を作れる」と廷恩の元での修行を申し出る。
その芬青の姿に妹を重ね合わせた廷恩は、申し出を承諾。
それは、屋台の商売がうまくいかず、カレーの作り方を教えてほしいと言ってきた妹に、教えたらまた家を出て行ってしまうからと、教えることを拒んだ過去を悔やんでいたから…？
こうして、芬青の修行がスタート。
最初は使いっぱしりで、重い食材の運搬。
でも、力持ちの芬青はなんとかこなす。
次に、10種のカレー粉を目をつぶって試食し、食べた順番に並べるという味覚のテスト。
しかし、その途中で地震が…。
さらに停電も発生。
怖いもの知らずに見える芬青だけど、実は暗所恐怖症。
思わず廷恩にすがりついてしまい…。
このときに懐中電灯代わりに使った廷恩のスマホを芬青はうっかりそのまま持ち帰ってしまう。
翌朝、スマホがないことに気づいた廷恩が、自分のスマホに電話をかけてみると…？
…というところから、第2集はいろいろなことが起こっていきそうです。
どのドラマも大抵そうだけど、第1集は登場人物の説明がほとんど。
キャラクターの特徴をわかりやすくするために、どうしても演技が大げさな感じになりがちなんですよね。
特に、夜市の人々の演技がちょっと苦手かなぁ。
この「開市舞」もなんだか…（これ毎回やるつもりなのかな？）
「台版戀舞（台湾版恋ダンス）」なんて書いている記事も見たけど、台湾の掲示板では「La La Land」風とか書いている人もいたな。
私はどっちも観てないので、どうだかわかりませんが…。
それから、このドラマの悪役担当になりそうなこの父娘。
食品大手グループ会社のトップの父と、著名グルメ評論家の娘、Gina。
お父さんの方、嫌な役でしか見たことない…。
この父が娘を廷恩と結婚させたくて、廷恩の母と結託してるっぽい。
そして、Ginaもまんざらでもない様子。
維基百科を見ると、夜市の“雞排王子”であり、芬青に片思いしてるらしい阿威（吳思賢）がGinaの弟のようなんだけど、そのあたりの事情もこれから出てくるんだろうな。
余談ですが、廷恩のレストラン、La Mureの建物は台北美福大飯店（Grand Mayfull Hotel）ですね。
美麗華百樂園の近くのツインタワーになっているホテルです（ホテルのウェブサイト→ コチラ）。
台北松山空港からも見えるので、見覚えのある人も多いのでは？