楽園で深呼吸 パート2

楽園で深呼吸 パート2

やっぱり旅が好き。

(注意注意 ネタバレあります)

 

昨年10月公開の台湾映画「周處除三害」、早くも3月1日からNetflixで配信スタート。

邦題は「我、邪で邪を制す」、出演は、阮經天、袁富華、陳以文、王淨など。

 

私は11月に台湾で観たので Netflixではまだ観てませんが、時間ができたらまた見直す予定。

 

 

そして、同じく 3月1日、中国では劇場公開が始まったんですよね。

しかし、あの残虐さは中国の審査に通るのか?と思ってたら、やっぱり結構カットされたり、モザイクがかかったりしているようです。

 

 

そんなことじゃ、皆 Netflixのノーカット版を観るんじゃない?(まあ中国にNetflixはないけども…🙊)と思ってたら、カットされたシーンはどこなのか?という好奇心から(?)、興業成績がなかなか良いのだとか。

わからないものですね…。

 

しかし、今日書きたかったのはそのことではなく、そもそも台湾での公開版もカットされていたシーンがあったというお話。

 

阮經天が演じる陳桂林は三大重要指名手配犯ナンバー2の「香港仔」(袁富華)を殺害した後、ひそかに追い続けていた刑事の陳灰(李李仁)に捕らえられそうになるも形勢が逆転、陳桂林が陳灰を金網フェンスに手錠でつないでしまう。
そして、そこでなんらかの会話が交わされるというシーンがあったらしい。
 
この記事↓に書いてあるのですが、これを読んで、そうだったのか!とちょっとモヤモヤが晴れた感じ。

 

 

陳桂林がナンバー1の「牛頭」(陳以文)を殺害し、目的を遂げた後、離島からのフェリーの中で陳灰に連絡、フェリーを降りたところで逮捕となるのですが、どうもそのシーンに違和感があったんだよね。

 

なんか和やかすぎるというか、なぜこの二人急に仲良くなった?みたいな。
ずっと追いかけ、追いかけられだったので、戦友みたいな感情?とも思ったけど、それにしてもね…。
陳灰なんて、陳桂林のせいで片目失明しちゃったくらいなのに。
 
しかし、カットされたシーンでどんな会話が交わされたのか気になるなぁ。
そこは残してほしかった!!
 
ついでに、もう1個気になったこの↓記事。

 

 

この映画の主人公、陳桂林のモデルになったのが、台湾において“十大銃撃犯”の一人に数えられた劉煥榮であるとのこと。

「台灣犯罪故事」の「生死困局」で李銘忠が演じたのと同じ人だよね。

 

劉煥榮は死刑執行の前に「中華民国万歳!」と叫んだと言われているので、このシーンはそこからインスピレーションを得たのかな?

たぶんそうだよね。

 

そんなこんなでなんかまとまりがなくなっちゃったけど、最後にこの動画を~

 

 

アクションシーン、大変だよねー。

映画の中ではかなり怖い殺し屋の袁富華さんが最後感極まって涙ぐんでるの、失礼ながらちょっとかわいいと思ってしまった😁

 

ちょっと(かなり?)バイオレンスがきついところもあるけど、なんとも言えない不思議な印象の残る映画です。

台湾ドラマ視聴の備忘録 ãƒ¡ãƒ¢

 

「非殺人小說」 (出演:劉冠廷、王淨、隋棠 ほか) 全8集

2月7日に最終回でした。

 

殺人事件に巻き込まれた主人公が、自分が罪を被らないようにとった行動によってどんどんドツボにはまり、後戻りできない状況に…。

ドキドキハラハラ展開が苦手で視聴が滞ってましたが、この手のミステリーはさっさと観ないと各方面からネタバレが来るので、連休時にエイッと一気にたまってた分を観ました。

 

登場人物が誰も彼も怪しくて…ってことは、一番怪しくなさそうな人が犯人だなと思ってたらやっぱりそんな感じ(でも最初に予想していた人とは違った)。

終盤は怒涛のどんでん返しで二転三転するのですが、どんでん返しのために無理矢理感出ちゃって、若干説得力に欠けたかなー。

 

とはいえ、キャストに演技派がそろっていて見ごたえはありました。

特に王淨が、今までのかわいいから何でも許される的な位置づけからちょっと脱した感があって良かった。

 

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「愛愛內含光(邦題:セックスを語るなら)」 (出演:柯震東、詹子萱、林哲熹、巫建和 ほか) 全8集

2月2日配信開始(Netflix)

 

感想はひとつ前のブログにも少し書いていますが、ここでは制作背景で印象に残った点を📝

 

このドラマ、邦題からも窺えるとおり結構きわどいシーンがあります。

それらのシーンの撮影にあたっては、事前に俳優とどの程度までの露出を許容できるか等確認して契約書を交わし、それによって細かい部分の動きまで設計されたとのこと。

 

 

↑この記事で “親密指導”ということばを初めて知ったけど、日本だとインティマシー・コーディネーターというんですかね(某日本ドラマ関連の記事で見ました)

ハリウッドでの MeToo運動がきっかけで生まれた職業らしい。

台湾でも昨年から MeToo関連でいろいろありましたからねー。

このドラマでは、映画「我的麻吉4個鬼(ハロー!?ゴースト)」で泣き虫ゴーストを演じていた蔡嘉茵がその職位を務めています。

 

きわどいシーンが多いながら、意外にも女優さんの露出は少ないと感じたのはそういうことなんだろうなと。

まあそもそもAVじゃあるまいし、そういうリアリティは必要ないですもんね。

 

逆に、ヒロインが最初の体だけの関係の時点ではブラトップ着用だったのが、最後にはシーツにくるまれてはいるけどブラトップなしだったのは、意図してなのかわからないけどなかなか上手い演出だなと思いました。

 

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「何百芮的地獄毒白」 (出演:郭書瑤、孫可芳、鍾瑶、阿Ken ほか) 全13集

2月10日スタート(HBO)、第7集まで配信済み。

 

第5集まで観ましたが、おもしろい!!

イケメンだがクズな男に二股されてフラれた平凡なOLが、SNSにうっぷん晴らしであれこれをアップしたら共感を得てバズってしまった的な?

ヒロインの親友たちも強烈なキャラ揃いでまるでマンガなのですが、最近の暴力とか殺人とかのドラマが多い中ではそういうのがホッとするし、かえって良い。

 

メイン4人も良いのですが(特に鍾瑶と孫可芳が好き)、そのほかに 張睿家、姚淳耀、姚以緹、詹懷雲、風田など、特別出演で 宋芸樺、蔡昌憲、黃騰浩なども出ていてなかなか豪華。

 

1話約30分で週2話ずつの配信(最初の週のみ3話)なので見足りない感じはありますが、既に第2季まで撮影済みということでしばらく楽しめそうなのがうれしい。

 

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「商魂」 (出演:傅孟柏、李國毅、邵雨薇、 市原隼人 ほか) 全7集

2月17日スタート、第2集まで放送済み。

 

第1話はそこまででもなかったけど、2話まで観たら面白くなってきました。

1950年代のお話で、時代からして「茶金」と同じ頃なので、全体の雰囲気もとても似ています。

「茶金」ほど多言語ではないけど台湾語メインで、やはりビジネス絡みなので言葉がとても難しい…。

 

セットや衣装などもちゃんとしていて高クオリティ。実際製作費も相当かかっているらしい。

それゆえのたった7話なのだと思うけど、せめて10話くらいあったらなーとは思います。

Netflixで全世界配信にならなかったのもちと惜しい。

 

でも放送しているテレビ局(民視)は公式のライブ配信サイトがあって、日本からもVPNなしで観られます(今のところ?)

日本時間だと、土曜日の22~23時(その前の1時間は前集の再放送)、また、土曜日の深夜と日曜の昼にも再放送あり。

(時間はコチラでご確認を)

 

 

ただ、ライブだとじっくり字幕を読めないので、ただでさえ難しい内容の理解がなかなか厳しいんですけどねー😢

 

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「華麗計程車行」 (出演:曹佑寧、黃冠智、郭子乾、楊麗音 ほか) 全10集

2月18日スタート、第2集まで放送済み。

 

2000年前後の嘉義が舞台の、タクシー会社を営む家族を中心としたお話。

このドラマも台湾語メインで、画面(字幕)から片時も目が離せないのが疲れる。

 

直近の Netflix台湾のランキングでは、「華麗計程車行」と「愛愛內含光」がワンツーフィニッシュ。

しかし残念ながら、「華麗計程車行」は台湾限定なのよね。

 

 

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3月スタートのドラマ↓

 

「鹽水大飯店」 (出演:張耀仁、吳子霏、黃迪揚、蔡昌憲 ほか) 全10集

放送日確定。3月3日放送スタート(公視台語台)

 

ちょっと観たい気はするけど、台湾語ドラマの視聴が増えるのは個人的にはちょっと負担かも…。

 

 

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その他、ドラマ関連情報↓

 

「如果我不曾見過太陽」 (出演:曾敬驊、李沐、程予希 ほか)

昨年11月にクランクインしたこのドラマ、新たなキャストが公開されました。

 

 

またこの制作チームのお得意の(?)、高校時代があるんですね。

石知田、徐鈞浩、張洛偍か…この3人は30歳すぎだし高校生役は厳しい気がする…。

まあ高校時代が全体のどのくらいの割合かにもよるかな。

少し前に、Netflixから今年全世界配信予定の台湾作品4作について発表がありました。

(元記事はコチラ

 

 

 

まずは、すでに2月2日に配信になっていますが、「愛愛內含光(邦題:セックスを語るなら)」(全8話)です。

 

出演は、柯震東、詹子萱、苗可麗、洪都拉斯、馬志翔、夏于喬、林哲熹、巫建和、鳳小岳 など。

さっそく観ましたが、正直なところ最初の3話ぐらいまでは若干退屈で視聴が進まなかった…。

 

でも、後半おもしろくなりました。特に巫建和が良かった!!

やたらと台湾語の罵倒語を発しまくるチンピラなのですが、ナイフでイチゴを刺して練乳つけて食べるなど、お笑い要素もあり。

この方、「白日夢外送王」(2021年の電視電影)のときも思ったけど、コメディがすごく上手いので、本当にもっとコメディを演ってほしいです。

 

でも、面白いだけじゃなく、へたくそな台湾語や女好きそうな言動はすべて自分を守るための虚勢で、実は繊細な内面を持ち合わせているという役柄を実に上手く演じていました。

 

と言いつつも、台湾語が下手ということはセリフで林哲熹に指摘されてたからわかったけど、私が自分で聞いている限りはもちろん全然わかりませんでした。

巫建和自身は客家の出身ということで、実際台湾語は苦手。

役には合ってるけど、それでもセリフの練習は大変だったようです。

 

(手下の芒果さんに教えてもらってた模様)

 

そういえば、これ↑中国語字幕で観ていたから意味がわかんなかったけど、台湾語の「お先に失礼します(先來走)」から来てるダジャレらしい。

あとから日本語字幕を見たら、「お先にイクぜ」だったかなぁ。

ダジャレの訳はなかなか大変ですね😅

 

あと、観ていてわからなかったことがあるんだけど、最後阿嶽は何の罪で自首したのかな?

違法賭博?それともお父さんの関係?

 

 

次に、これから配信になるのは、まず、2023年の大ヒット映画「關於我和鬼變成家人的那件事(邦題:僕と幽霊が家族になった件)」のスピンオフドラマ「正港分局」(全8話)です。

 

このドラマについてはすでに情報が出ていて、映画がNetflixで配信になったからきっとドラマもそうだろうと思ってたら、やっぱり来ましたね~。

具体的な配信日はまだ告知されてませんが(一部で3月という噂も?)、思ったより早そうです。

 

映画に引き続き、許光漢、王淨、馬念先が出演、林柏宏は少なくともメインで出ることはなさそう。

チラッとでも特別出演で出たらよいと思うけど。

 

許光漢は映画に引き続き、体を張った(?)限界突端なシーンを見せてくれるとのこと😁

 

 

そして、これもすでに情報が出ていた「影后」、「俗女養成記」の嚴藝文監督作品です。

 

このドラマは本当に出演者が豪華で、謝盈萱、楊謹華、薛仕凌のほか、陳庭妮、謝瓊煖、楊貴媚、鍾欣凌、曾莞婷、林廷憶、黃迪揚、詹懷雲といった名前が出ています。

(林廷憶って?と思って調べたら、「有生之年」で吳慷仁の甥っ子の同級生女子だねぇ)

 

影后っていうのは一般に主演女優賞受賞者のことだけど、このドラマには謝盈萱、楊貴媚、鍾欣凌といったホンモノの影后が勢ぞろい。

ものすごい演技の応酬が観られそう。

楊謹華には何度目かの正直で、ぜひこのドラマで影后👑に輝いてほしいものです。

 

 

そして、最後は、2020年の「誰是被害者(邦題:次の被害者)」の第2季。

第2季がつくられることは2020年に発表されていましたが、その後はあまり情報が出ず、昨年やっとクランクイン。

 

前作に引き続き、張孝全、李沐、許瑋甯、王識賢が続投(張再興もまた出るっぽい😁)

第2季から新たに加わるディーン・フジオカもまあ気にならないわけではないけど、個人的には香港俳優の劉俊謙が気になります。

 

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まあこんな感じで Netflixから発表がありましたが、今までの経緯からすると、今回情報が出たドラマが必ずしも全部今年配信になるとは限らないかなーと思ってます。昨年情報が出た作品でまだ配信になっていないのもあるし…。

(例えば、「乩身」は今年の年末配信との噂があるけど、「妮波自由式」なんかは続報パッタリ…)

 

また、今回情報が出てない作品が先に配信になることもおそらくあるでしょう。

なんだかんだ不満がないわけではないけど、Netflixで世界配信してもらえれば日本からも観れるのは良いですねー。

他の愛なんとかとか、Dなんとかに行っちゃうと厄介なことになったりもしますから…