改めて「莫非,這就是愛情」第19集(最終回) | 楽園で深呼吸 パート2

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やっぱり旅が好き。

台湾ドラマ「莫非,這就是愛情」。
全19集と台湾ドラマとしてはやや短めだけど、その分内容は濃かったですね。

回によってはちょっとエピソードを詰め込みすぎかなと思うところもありましたが(特に最終回!)、でもだらだら引き伸ばして脇道に逸れるよりはずっといい。


予告動画に出ていた結婚式風のシーンはやっぱり結婚式ではなく、
家尉(唐禹哲)の大学時代の友達、阿達と小玲の離婚式(そしてこれが「離婚後事務所」の最後の案件)。


本来は家尉が伴郎、芝羽(王思平)が伴娘を頼まれていたんだけど、
芝羽は家尉に曉彤(李佳穎)を取り戻す機会を作るため、一策を講じたわけですね。

あえてのキャスティングなんだろうけど、王思平が実はいい人っていう展開(しかもアネゴ?アニキ?肌)はわりと意表をつかれたわ…。

離婚式で、名義上は夫婦じゃなくなっても、病気の小玲を愛し、寄り添い続けると宣言した
阿達。



その言葉を聞き、自分たちの関係に思いを巡らせる二人。

たぶん想像だけど、二人とも自分たちが別れを選択したのは間違っていたのかも?
と思い始めたのでは…?


離婚式の後、曉彤は家尉に何か言おうとしてたけど、家尉に顧客から電話がかかってきてしまって言えずじまい(如果…の後に何を言おうとしてたのか気になる!)。

電話が終わって戻ってきたときには曉彤はいなくなっていて、家尉は台湾を離れることを伝えることもできず…。

どちらもあと一歩が踏み出せずに遠くに離れてしまうのか…というときに、
強力に曉彤を後押ししたのは…。


子諺(簡宏霖)!

唐突に出てきたサーフィンシーンですが、実は曉彤は子諺にすでに何回かサーフィンを習っていたということになっているようでした。

曉彤と同じ思考の持ち主であるがゆえ、曉彤が本心では家尉のもとに戻りたいのに、失敗を恐れてためらっていることが手に取るようにわかっていた子諺。


だから玉砕覚悟で告白して、予想通りに曉彤に断られた後、
曉彤に幸せをつかんで欲しくて、あえて厳しい言葉をぶつけたんですよね。

たとえ結果がどうなろうとも、後悔したくない…。
子諺の言葉でその気持ちが固まった曉彤は急いで家尉の家に行くけど、家尉はタッチの差で空港へ向けて家を出てしまっていました。


電話をかけても、家尉は西門たちとずっと話していてつながらない…。


でも、どうにか空港で家尉をつかまえることができて。


我已經找不到任何理由說服自己不和你在一起
我愛你 我就要勇敢的讓你知道
あなたと一緒にいられないことを自分に納得させる理由がもう見つからない。
愛してる。それをあなたに言う勇気が持てたわ。
(しっくり来なくて変えてみたけどやっぱりなんか違うかな)


家尉の手から鞄を奪い、踏み台にする曉彤。
ここで「その鞄の中にはノートパソコンが!」ってみんな思ったはず(笑)


あまりに突然なことに、呆然としている風な家尉(?)


このとき、家尉の目からツーッと涙が一粒流れるのが絶妙。
(この場面に限らずだけど、唐禹哲の演技は全体的にかなり良かったです)

そして…。


さよなら、關莫非(マーフィー退散!)

以前も書いたように、劇中に出てきた關曉彤のマーフィーの法則第11條「即使相愛,總有一個不能在一起的完美理由」(たとえ互いに愛し合っていても、一緒にいられない完璧な理由がいつもある)の「完璧な理由」がわからずにずっともやもやしてたけど、結局そんなものは最初からなかったってことなんですよね。
ただ、曉彤が心の中でそう思い込んでいただけで。
そのせいでずいぶんつらい思いをした家尉はかなりかわいそうな気もしますが…。


この後の残り3分の1は、家尉と曉彤の長距離恋愛&ラブラブな様子を最後に思いっきり見てもらいましょう的な感じになってます(笑)。
そのあたり、「我可能不會愛你」の最終回とちょっと似ているかな。


第1集で二人が出会った状況の逆パターンが出てくるのも気が利いてる!


ここでカサを持っているのを見て、だからこれ↓なのかなあ?と思ったり。
(しかも黄色いカサ、服はブルーというのも同じ)


もっといろいろ語りたいことはありますが、キリがないのでこの辺で。
たぶんこのドラマ、どういうかたちにせよ日本に来ると思うので、
そのときにもし覚えていたら、ぜひ見てみてください。
(私も日本語字幕がどうつくのか、自分の理解で合ってたのか確かめたいです)

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