東大家庭教師が教える“使える英語”の習得法

東大家庭教師が教える“使える英語”の習得法

日本語ができるなら、英語もできる。6才から60才までの英語学習法。

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バイリンガル先生のノビー先生と、時の副詞句・副詞節について収録してました。

東大家庭教師が教える“使える英語”の習得法-時の副詞句・副詞節
収録風景

読者さんから寄せられた表現をもとに、それを英語にしていっています。

・今から3分後
・15分以内に
・来年の今日から3日以内に


こんな感じの表現を、どうやって英語にしてゆくかという内容です。

その音声を、こちらのメルマガでお届けする予定ですので、興味のある方は、ぜひ購読してくださいね。
いつも感謝しています、吉永賢一です。

先日、家庭教師に行ってきました。

中学生の英語を、そこで見たのですが、一緒に解いたドリルの助動詞は、かなり「ニュアンス」を無視したものでした。

もちろん、

「まだ、助動詞を習いたてで、数を知らない」

という制約はあると思いますが、英語を話すときには、常々

「意味⇒英語」

の発話を心がけることを主張しているぼくとしては、

「うーん」

と疑問を感じてしまう感じでした。


つまり、まずは、

「言いたいこと」

が心に浮かび、それを英語に直してゆくわけですから、訳語以上に大切なのが、「意味」だと思っています。


その本の解答について、言いたいことは、いろいろとあったのですが、特に気になったのが、had better の用法です。


had betterは、基本的には、「そうしないと・・・」って、脅すような感じがあります。

そうです、hadの仮定法の雰囲気が出ているわけです。

You'd better stand up.

であれば、「立たないと、ブツよ」みたいな、ちょっと脅しがある感じです。


それなのに、某教材(かなり有名な参考書です)では、単なるおすすめ、単なる提案をする文脈で使っていました。

そういう文脈で、無難に使えるのは、shouldです。

Youにすすめたければ、you should stand up.って言えばいいわけです。


他にも、Could you が良さそうなところで、Will you を使っていたり、中学生の語感がめちゃめちゃになりそうな教材でした。

語感というのは、自然に育つものでもありますが、そもそも、触れる英文の語感がずれていたら、育つものも、育ちません。


ただ、教え方について言うと、こんなときでも、生徒さんの前で、教材をバカにしてしまうのが、良いとは限りません。

このケースでは、事前にインタビューしたところによると、このテキストは、生徒さんが、自分で書店で選んだものだと言うことです。

そんなときには、テキストをバカにしてしまうことについては、とても注意深く振る舞う必要があります。


なぜなら、人間は、自分で選んだ「モノ」と、自分を、ちょっと同一視してしまうところがあるからです。

ですから、教える現場では、その参考書を批判しないよう、表現に気をつかいながらも、助動詞のニュアンスが伝わるように、工夫してお話してきました。


その参考書にも、良い点がないわけではなく、と言うよりも、かなりあるわけで、見やすかったり、量が多すぎなかったり、そういう利点を活かして、授業すれば良いだけのことだからです。

いずれにしても、自分でテキストを作ることに比べれば、はるかにラクなのですから、テキストと自分の共同作業で、両者の良い点が融合して、より良い授業になることを願いながら、そして何よりも、生徒さんの将来の英語が、より良くなるように願いながら、教えてきました。


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TOEIC990点、国連英検特A級取得、英語に関する著作も多い山田暢彦先生との対談動画、その1です。



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ちなみに、ぼくは、画面の右側、帽子をかぶっている方です。

TOEIC満点のバイリンガル先生は、左側の山田先生ですから、間違えないでくださいね~

つづきもアップしてゆきます。お楽しみに!