少子化は何故悪いの?(その1) | 知財業界で仕事スル

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最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

労働力人口、50年に3分の2に=少子化で縮小-厚労省見通し
1月3日17時0分配信 時事通信
 厚生労働省がこのほどまとめた推計によると、少子化の進行に伴い、2050年の労働力人口が4471万人と、05年の3分の2の水準まで落ち込む見通しであることが分かった。労働力の減少を生産性向上だけで補うのは難しく、同省は「経済成長に悪い影響が出る」(柳沢伯夫厚労相)と懸念している。

 …との記事に触発されて、「少子化社会白書」なるものを少しみてみた。少子化社会白書は、たとえばここ:
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/index-w.html



 ざっとみて、一番驚いたのは、平成16年版には少子化が及ぼす悪影響についての記載があったが、平成17年版、18年版ではそれがなくなっていること。平成17年版、18年版では、少子化が何故に問題なのか、少子化によってどのような問題が起こりそうなのかについての項目が無い!!
 少子化が及ぼす悪影響については、もうみなさん周知のことで、しかもそれには疑問の余地も変化の余地も無いということなんだろうか?人口が減る話は、これも周知のことだと思うが、繰り返し記載されている。そっちを記載するのであれば、悪影響についても記載するべきだと思う。

 さて、少子化は何故悪いのだろうか?
これについて、「少子化社会白書」を参考にしながらしばらく考えてみたい。

(続く)