今日がとくにそうなのか、最近の自分の傾向なのか、わからないけれど、
涙もろい1日。

報道で聞いた被災地のいろいろな声に対しては、
「同情」ではなく、「悲しみや辛さを共有する」ということでもなく、
懸命に生きている人の存在の美しさや純粋さに心が感応します。

想像を絶するほどの困難な状況にいる人たちについて、
自分に連なっていることとして心を寄せつつも、
苦しみや痛みだけを見るのではなく、
そこに愛があることを感じることができます。
それは、自分の中にある愛につながる時です。

今日はまた、いろいろな出会いがありました。
今週から1週間、伊豆高原に福島の子供たちを呼んで
保養してもらう活動をしている女性がいるのですが、
少しでも何かできればと連絡を取ろうと思っていたところ、
東京移動中の電車の中でバッタリ。

彼女はこのイベントのための募金活動で出かけていることが多く、
連絡を取るのが難しいと思っていたので、パーフェクトなタイミング。
企業などを回って、寄付集めに奔走している話を聞いていて、
彼女の愛に心打たれます。

そして東京へ移動して、銀座のホテルにチェックインした後、
買物をしようと外に出て、道がよくわからず、警備中のお巡りさんに
聞いて気づいたのですが、私が立っていたのは、東京電力本社前。
はからずしも311に東京電力本社の前に立ってしまったという
不思議な巡り合わせ。
ちなみにその警官の方はとても丁寧に道を教えてくれて、
優しさが心に響きました。

2年前のこの日の東京とは異なり、今日は天気もよく、
私がいたところは穏やかな時間が流れていました。

今日は外食の際に言葉を交わしたレストランのスタッフも含め、
出会う人すべてに優しさを感じた1日でした。

祈りを込めて。