株式投資~分析スキルと運用力は別物 | 木村佳子のブログ

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社会とのコンタクトポイントの一分野として経済・株式市場をとらえ、分析する過程で資産運用力を磨き、人間として深い「知」を獲得しよう

fxをやっているZくんと話をしました。

ドル安を待っているけどなかなか買えないとZくん。


チャート見れば答え書いてあるじゃん、と私。


そうなんだ? とZくん。


チャートは語る。


だったらテクニカルアナリストは皆、金持ちか?


ファンダメンタリスト、アナリストも皆、金持ちか?


会社に属しているアナリストは金持ちです。給料がいいから。彼らは運用は禁止だったりするから、取引はしない。だから金持ち。


フリーは取引している人もいれば、いない人もいます。


が、取引で金持ちになっている人はわずかだと思います。


理由は分析スキルと運用力は別物だからです。


学歴や知識があっても会社をつぶしたりする人がいるように、分析スキルと運用力は別物。


ちなみに私の今までの見聞では分析スキルが一流でも運用力でぴか一という人はあまりいませんでした。


分析スキルは怪しくても運用力で金持ちになった人は若い人にも割りと多くいますが、「まぐれ」で金が得られただけで、ほとんど地雷を踏んで飛んでます。だから、相場がいいときにトレーダーと称してたちまち有名になっても、相場が崩壊するといつの間にか消えてしまうのです。


ホントに運用がうまい人というのは運に左右されずに実績を出せる人。そして、地雷を踏んでも飛ばない人です。


ただし、配偶者に財産があったり、自分に家賃収入、年金収入があったりして、地雷を踏んでホントは飛んでいるのに、そうしたものをすべてつぎ込み踏みとどまれて専門家風な人もいます。


大損しているのに専門家風。


それを見分ける、かぎわけるのも個人投資家葉隠れケモノ道です。その道を上手に通らないと、かもにされてしまいます。


自分の分析スキルと運用力をよく知って、もっとも最適な方法で運用モノと付き合う。


それが分かれば投資家として立派な殿堂入りです。

その道を見分け見分けて歩いていきましょう!