仕事中の葛藤〜。 | itu' (イトゥ)のブログ

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パリから世界圧倒するアーティスト兼ビジネスコンサルタント、イトゥの節操ないけどアリなブログ

 

こんばんは。

今夜も一方的につづります。

 

今日も昨日に引き続き、社長として雇われている金沢の会社でお仕事。

12時から在庫会議。

15時から部門長会議。

17時から販促会議。

でした。

 

この会社はヨーロッパから原料を輸入して生産を行うメーカーでもあるので、

経営には在庫管理がついてきます。

 

在庫管理は戦略的でないといけません。

行き当たりばったりでは、

「売るモノがなくなったり」

「作りすぎてモノがあまったり」

という問題が起こります。

 

売るモノがないのも問題ですが、

作りすぎてモノが余るのも問題です。

 

このビジネスで売上を伸ばすには、

「適切に作るモノを増やす」という戦略が必須です。

パリでのビジネスも同じことが言えるのですが、

この問題は、考えることがとっても多いです。

 

・売りたいモノ

・売上目標

・お客様のニーズ

・販売スタッフの能力

・集客力

・デリバリーの仕組み

などなど、総合的に考えて生産計画を立てる必要があります。

 

売りたいモノ(市場にはなく、本当によいモノ)ばかり生産しても、

市場にそのモノの良さを浸透させるには、一定の時間がかかるので、

作りすぎは禁物。

かたや、お客様の今日現在のニーズに合わせたモノばかり生産しても、

この会社らしさがなくなるし、業界の成長もない。

売り上げ目標ばかりおいすぎても、お客様をおきざりにしてしまうし、

よいモノを届けるには、販売スタッフの能力をアップさせることも必要。

 

売っているものに強い理念とこだわりをもっている会社さんは、

このジレンマに日々頭を悩ませているのではないでしょうかね?

 

この会社も崇高な理念をもっている会社なので、

ただ売ればいいということでもない。

市場によりよいモノの啓蒙活動もしながら、売上を作っていく

健康的なバランスが求められます。

 

でも、こういう難題は大好きです。

考え抜けば、絶対に答えが出ますからね。

そこで出た答えを実行に移して、その結果をみる。

そして、その結果を材料にまた次を考える。

この繰り替えしをしながら、会社の質を上げていくのが楽しいです。

 

やればやっただけ、状況は進みますからね。

たとえ迷っても、手をとめちゃだめ。

いくら難しい問題でも、手を止めてはすべてが止まります。

 

最近、思うのですが、仕事の質が高い方の多くは、

手が止まっていない。

当然頭は回っているけど、プラス、手も動いてる。

 

一方、仕事の質が低い方は、

悩んでいるだけで、手が止まっている。

仕事がうまくいっていない時は、「あ、手がとまってないかな?」と振り返ってみるようにしています。だいたい、止まってますね。そういう時って。

 

 

15時からの部門長会議もいい感じでした。

在庫会議とほぼ同じメンバーでの会議でしたが、

テーマが変わると当然、話し合う内容も変わり、全く違う会議となります。

 

来年から産休に入るリーダーがいるので、

ちょいと体制に変化を加えました。女性の多い会社なので、

産休、育休を思う存分に使って、のびのびと仕事ができる環境を

つくらないとね。

 

この辺りで、ちょっぴり集中力が落ちてきます。

 

続いて販促会議。

この12月から社内体制が大きく変わったので、

生まれ変わりの象徴としてロゴマークも変えます。

今日はそれの打ち合わせ。

 

もうすでにとっても素晴らしいロゴマークができあがっているので、

それを実際にどのように運用していくかを議論。

センスのよく、素敵なデザイナーさんと一緒に、

楽しく話しを進めることができました。

 

デザイナーさんが持ってきてくれた京都からのお土産のおまんじゅうが最強においしすぎて、2個たべちゃいました!

 

すべての会議が終わって、

超グルメのオーナーさんと一緒に、

金沢でも予約がとれない割烹居酒屋さんでディナー。

 

2回目でしたが、おいしすぎて、軽く疲れはふっとびますね。

カウンターのみで席数も6席しかないのですが、

ディナーだけで、3回転もするみたい。しかも毎日。

 

店主だけで、料理から洗い物から予約取りまでぜ〜んぶやる、

このスタイルもかっこいいんですよね〜。すてき。

 

 

ホテルに帰って、少し休み、

パリの仕事です。

今日、Webサイトがリニューアルされる予定なんですが、

ちょいとトラブル発生してるようですわ。

 

今日のトラブルはシステム的な問題なので、

さほど気にはならないっすね。仕事の中には、どうしようもない問題もあるので、そういう時は、ユーチューブでもみるか、コーヒーでも飲んでまったりしてるのが一番。

変に焦ってもプラスはありません。

 

それより、詰めの甘さや確認漏れ、はたまた思考の浅さから来るトラブルは、

烈火のごとく怒ります。嫌いなんですよ。詰めが甘い仕事って。

 

パリでの仕事は、

詰めの甘さや思考の浅さからくるトラブルが多いので、

日本の仕事の数倍、ファイヤーしています。

 

本当なら、日本で仕事をするよりも、

外国であるフランスで仕事をする時の方が、

細部を詰めて、先を見越した考えをもっていなきゃいけないと思っているので、余計かな。

 

外国での仕事は、日本では想定外のことがおきたりもします。

とはいえ、起こってみると、想定できそうなことがほとんどなんですけどね。

だからこそ、事前の準備が必要。

 

日本でも、いろんなメンバーに囲まれて仕事をしていますが、

パリのメンバーには、「外国で仕事をしている」という大大大前提を

忘れないでほしいですね。当然、日本での仕事よりも、ハードになって当たり前です。

その分、得られるモノが大きいのも世の摂理。

やっぱり、やった分だけいいことあるんですよね〜。

外国での仕事はハードだけれども、そこで得られる経験と忍耐力とスキルは、

国が変わっても応用可能。これこそ、お金には換えられない財産です。

 

たま〜に、休みたくなったり、投げ出したくなる瞬間には、

これを心に言い聞かせて踏ん張るようにしています。

 

 

これを書いているいま深夜2時ですが、パリは夕方6時。

仕事のやりとりに集中していると、興奮しちゃって、

なかなか眠りにつけないのが、最近の悩みです。

4時とかになっても、全然ねれないときあるんですよね〜。

仕事終えてから、1時間半ぐらいはクールダウンの時間作らないとダメっぽい、

ということが最近わかってきました。

 

仕事はやってもやっても終わらないものなので、

どこかで区切りをつけるのも、大事なこと。

ただやればいいってもんでもないのが、難しいですよね〜。

 

日本にいると、パリに行くまでの期間、

がんがんに仕事して、成長して乗り込んでやろう!といつも思うし、

逆にパリにいるときは、がんがんに仕事して、また成長して日本に行ってやるぜ、

とも思ってます。

 

お互いに滞在期間は約2週間ずつなので、メリハリがあって、

適度な緊張感もあって、すごく成長しやすい環境だな〜、と感じてます。

 

課題は時差だけかな。

どなたかいい時差解消法をご存じでしたらおしえてくださ〜い。

 

余談ですが、サッカー日本代表の選手って、試合の2日前ぐらいに日本に到着しますが、そりゃコンディションよくないよな、って、今だから身にしみてわかります。

ヨーロッパのクラブチームに所属するすべてのアジア選手は大変っすね。

 

明日も、金沢で仕事をして、

夜に東京へ移動しま〜す。

 

 

イトゥ