日油(株)より、本日(11/5)の記者会見内容の資料提供が武豊町にありましたので報告します。
2009年11月5日記者会見(10:30)
日時:2009年11月4日(水) 19時35分頃
場所:
日油(株)愛知事業所 武豊工場(武豊町北小松谷61番地の1)
製造部第1製造課爆薬係 点火薬製造工室
製造品目:ボロン硝石点火薬
成分:ボロン、硝石(硝酸カリウム)
性状:こな状
製品の用途:エアバッグ用ガス発生剤への点火
製造実績:10年(1999年から製造開始)
作業者:作業者A(年齢 38歳) 工室長 死亡
作業者B(年齢 54歳) ケガはなし
作業者略歴:
作業者A:工室長歴 5年11ヶ月、当該作業歴 10年8ヶ月
作業者B:当該作業歴 8年8ヶ月
作業内容:ボロン点火薬製造作業2直目
作業形態:2直勤務(1直:7:00~15:30、2直:14:30~23:00)
作業工程:
攪拌混合(水、ボロン、硝石)→造粒乾燥→通篩→包装収函→製品
従事作業:
翌日の準備作業として原材料を混合槽に仕込み、
攪拌を始めた後に発火した。
作業者Aは混合層前の作業台の上におり、
発火時に手摺を越えて床に転落した。
作業者Bは、同室内東側壁際で洗浄作業を行っていた。
通報:
作業者Bから製造課長に内線電話で事故(けが人あり)の一報を入れた。
製造課長は守衛に救急車を呼ぶように指示した。
搬送:係長が救急車に同乗して半田市民病院に行った。(心肺停止状態)
死亡確認:
20時15分に医師が死亡を確認した。
死因は現在のところ調査中。(司法解剖へ)