地球外生命はエウロパの海で生きている?!
昨日、文化放送ソコダイジナトコ「ドクターたかよしの140歳まで前向き生活!」で話した内容をコンパクトにご紹介!
先週はベテルギウスの「超新星爆発」について話した。
いつ起こってもおかしくない状況。
わくわくと待ちたいと思うが、今回は好評につき「宇宙シリーズ第2弾!」
宇宙の知的生命体に想いを馳せつつ、心の病について考える、の巻!
太陽系の中で地球外生命体がいる可能性が最も高いのが、木星の衛星エウロパ。
氷の下に水のかたまりがあることがわかっている。
ここに高等な生命体がいるかも。
恒星から一定の距離があり、液体の水が存在しうるエリアを「ハビタブルゾーン」という。
太陽系の場合は、地球と火星がこれに相当する。
「ハビタブルゾーン」以外は、生命なんているわけはないと考えられていた。
でも、2003年まで活躍した惑星探査機ガリレオの調査で、エウロパの氷の下に液体の水が存在している可能性が高いことがわかった。
なんと、深さ100キロの海!
これは、地球より、はるかに豊富な水だということ。
しかも、なんと水温は地球の海と同じ。
さらに、表面の氷が、生命に有害な紫外線を完全シャットアウト。
木星の重力の影響で、内部で熱が生まれているから氷が溶ける!
生命が存在しても、まったく不思議ではない!!!
私が最も期待しているのは、エウロパで、地球の生命と同じDNAを持つ生命が見つかること。
そうしたら、地球の生命は火星で生まれたという仮説が正しいことになる。
実は、大昔の地球は水だらけ。
それより、海と陸地があった火星のほうが生命は生まれやすかったという仮説が発表され、注目を集めている。
火星に隕石が衝突した反動で、今度は火星からもっと小さな隕石が地球にやってくるというのは、よくあること。
それと一緒に火星の生命体が地球に飛んで来て、その子孫が我々だということ。
同じように、火星の隕石はエウロパにも飛んでいくので、地球の生命の親戚がいるというわけ。
こうした生命誕生の歴史に思いを馳せると、小さなことで悩んでいるのがばかばかしくなる。
地球に「人間」として生まれてきたことを十分楽しみたい!
これは、心の病気の予防にも役立つ!
特に自己愛をベースにした新型うつ病も吹っ飛ぶぞ!