空気を感じる | ゴウブログ

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シンガポールでがんばってます。

なんか知らんけど、世界中で日本人だけが奥ゆかしくてワビサビ重視であうんの呼吸を読む超能力者だという幻想を抱いてる人って意外と多いのかもしれない。


龍馬伝を見過ぎて日本vs海外の構図を描いてるのかもしれないけど、VervalとNon-vervalを問わず、みんなその場の空気で会話をしてるのに。


ちょうどワールドカップがあるから引用すると、強国と呼ばれる国々の選手たちは高度な技術と共にメンバー間のあうんの呼吸をピッタリ合わせるのに長けている。メンバー間の距離、一歩の飛び出しのタイミング、レフリーを含む試合中の様々な駆け引きなどなど。


日本人だけが周りの考えを読めるのなら、きっと日本は優勝だね。昔から。だって考えてること分かるんだもん。強国の選手というのは、対戦国、もちろん日本選手の考えてることもよーく分かってるんだよ。何かを狙ってることも。


それはサッカーの小手先の技術だけでなく、知識や経験に基づき脳味噌をフル回転させて『感じて』るんだよ。そしてその『感じる』というのは、別にサッカーだけの話ではない。Don't think, feeeeeelというのも誰かが言ってたしね。


大物政治家や大企業の経営陣は安易に自分の考えを周りに見せると大きな影響があることを知ってるから感情をなるべく見せずに言葉だけで対話しようとしがちなのかもしれないけど、普通は違う。でもって別に日本人だけでもない。


そのへんが分からないと、国際的に活躍するどころか、そもそも自分の周りと対話なんでできないと思う。限られた空間を自分で創り、しかもその空間は自分にコンフィになるように勝手に大きさを決めつけ、それに入らない人は排除もしくは人種が違うんダーと勝手にカテゴリ分けするなんて対話を避けてるだけにしか見えない。


あ、そういえば、

「日本には四季があります」という人も昔いたなあ。四季なんてどこでもあるでしょうに。ロッキーあたりの紅葉は日本のソレとは比較にならんほど壮大でキレイやっちゅうねん。マツタケも美味いし。


あ、そういえば、

昨晩のテレ朝のサッカー番組にあった中田ヒデと本田の対談の中で、本田の「日本で言われる『技術』ってなんですか?」という質問に対し、ヒデは「技術ってさ、練習で使う技術じゃないの?(←うろ覚え)」というやり取りがあった。


本番(試合)で使える技術ではなく、練習で使える技術、だと。それを聞いて思わずドキッとしてしまったけど、これはマーケティングの世界でも同じ。最近、やたら小手先の知識をつけようとしてる人はいるけど、その知識ははたして本番で使える、もしくは本番で使うための知識なのだろうか。ひけらかすだけの知識になってないだろうか。


なんだかイロイロと考えさせられた日曜だった。



頑張れ!サムライジャパン!日本代表ユニ(←?)