最近広告会社さんや事業主とお話をさせて頂くと、『昨今の消費者やパーチャスファネルは変わってきた。だから広告展開も変わらなければならない』という話をよく聞きます。
はい、同感です。僕もそう思います。変わらないものと変わるもの、変わるべきものと変わるべきでないものは色々存在しますし。
でも、世の中にはすごく偏った考えを持った方もいらっしゃいます。
例えば、今までのCPA重視のバリバリの営業だったのに、急に『時代はSMMです!』とか『PPCやアフィリエイトはもう古い。今こそブランディングです!』とか言い出してCPAを無視する方がいたり、『これからは消費者と対話しないといけません!』『(僕)どうやって対話しましょう?』『それが分からないんですよねー』という悲しい対話をする方がいたり 汗
僕は、CPAは(とりあえずAは顧客獲得単価)いつになっても重要だと思います。CPAが予測できミートできなければ会社の経営/成長戦略なんて立てられません。それは昔っから変わってない。そして、短期的/一時的なCPAばかり求めていてもダメなのも昔から変わってない。
ただ、CPAばかり見てても痛い目に遭います。アフィリエイトが隆盛を極めた数年前、多くの企業はCPA以外のKPIもシッカリ見てた。見てなかった企業は自転車操業状態に陥り、成長してるようで実はしてなかったかもしれません。例えば、CPAばかり見てた陰に社内の効率化やバリューチェーンの最適化が遅れているようであれば、そのシワ寄せが来ている今、結果的に全社のCPAが相当悪いことになっているでしょう。
CPAをトコトン追及するダイレクトマーケティング、対話を進めるソーシャルメディアマーケティング、その他SP、PR、IR、CRM、(もう1つの)CRM、そして社内リソース/バリューチェーンの最適化というのは、全てが密接に絡んでいます。そのどれもが大切であり、どれかひとつだけやればOKとかいうモノでもありません。勿論その優先順位付けは企業(業界/業態/規模/時勢 etc)によって異なりますが。加えて、(死語ですが)オンラインとオフライン、アバブザラインとビローザラインというものも、密接に絡んでいるのは昔っから。どっちかだけやればいいものでもありません。
全体のストーリー(経営戦略)があり、そのシナリオをひとつひとつ落としていく過程で、先入観が先走り、施策が上記のどれかに偏ってしまうのは、僕はマーケターの怠慢でしかないと思います。会社の成長戦略を元に広告宣伝費を最適配分するべきなのに、ハナッからどれかに偏っていてはいけない。
例えばPL上の宣伝費率が総売上の5%だとしたら、投下する費用を最低でも20倍の売上に繋げなければなりません。つまりCPA無視というのはあり得ない。そこから考えれば、広告ではなく社内の業務支援/改善ツールに投下したら中長期的に見れば効果は上回るかもしれない。とか。
次世代メディアマーケティングの序文でも取り上げられていましたが、PPCの効率改善を考える際にCVRを0.1%改善することだけに知恵を集中させるのではなく、そもそも離脱している90+%の中から0.2%取るほうが打ち手はたくさん出てくるし、なによりも楽チン。
分析に関しても同じ。例えばPEST分析をやるにしても大まかにざっくりばっくりやるのではなく、商品別/地域別/性別/年代別…など細かくやりつつ、Web上のPESTもやるべき。そしてWebのPESTは相当早いスピードで動いているから定期的に。
要は全体を鳥瞰しながらバランスを見て展開をするのが今まさに求められていて、TVCFやらないとなんか怖いからついやっちゃうのではなく、ウチはCPA○○円のアフィリエイトしかやらないよーでもなく、時代はソーシャルだから広告は全部やめてソーシャルやろうよでもなく、有限の広告予算をどうやって最適配分するかが今のマーケターには求められていると思うのです。
ちと支離滅裂になりました(汗)が、最近感じていることをつらつらと残しておきます。