華岡青洲が創った日本の代表的な漢方軟膏 紫雲膏(潤肌膏)

どんな人に使うか

 日本の代表的な漢方軟膏で、局所の栄養が悪く乾燥気味で、

発赤、腫張、滲出液、分泌物が少なく、化膿していないものに用いる。

肌の乾燥、荒れ、潰瘍、角化性の皮膚病、切傷、挫傷、熱傷、凍瘡、褥瘡に応用します。

どんな病気に効くか(適応症)

 火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷。ひび、あかぎれ、しもやけ、いぼ、たこ、

水虫、褥瘡(とこずれ)、下腿潰瘍、皮膚び燗、肌あれ、

青年性扁平疣贅、尋常性疣贅、白癬、かぶれ、わきが、

円形脱毛症、しらくも、さめ肌、虫さされ、

痔瘻、脱肛、瘭疽、湿疹、乾癬、皮膚角化症、膿痂疹、

靴ずれ、切傷、擦過傷、打撲症。

この薬の処方

 胡麻油1000ml。当帰、紫根各10.0g。黄蠟380g。豚脂25.0g


(胡麻油を煮て、黄蠟、豚脂をいれてとかし、次いで当帰を入れる。

当帰の色が焦げる程度に火力を増し(140度位)、紫根をいれ二~三分沸騰させ、鮮明な紫赤色になったらすぐ火から下し、布でこす。

この薬の使い方

①前記方法でつくれるが、実際には、なかなかむずかしいので既製品を使う。
②健康保険で使えるものには、“ツムラ紫雲膏”がある。
③直接塗るか、ガーゼ、紙などにのばして貼る。すりこんだりしないようにします。布などにのばして貼る方が良く、湿疹などは、厚目に塗って貼る方がよく効きます。小さなものではバンドエイドに塗って貼っておくと良い。肌あれで顔や手足にぬる時は馬油で十分うすめてすりこむと良い。

使い方のポイント・処方の解説

①かゆみ、痛みは貼っておくと割合に早くとれます。
②いぼ、魚目、ケロイドなどは貼った方がよく、気長に使う。

半年くらいかかって治った例があります。
③当帰は皮膚を潤し、再生を促し、肉芽の発生を促進します。

又鎮痛、消炎、解熱、抗アレルギー等の作用あり。
④紫根は染料にも用いられたものですが、解熱、解毒、殺菌、

肉芽形成促進、抗腫瘍、インターフェロン誘起作用、あります
 





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