昨晩、某経営者の会合に参加しました。
ゲストとして講演して頂いたのは、登山家の「小西浩文 氏」でした。
なぜ、経営者の会合に登山家の人が講演に来るんだろう・・・?と思ったのですが、小西氏の講演はすばらしい内容で私も感動しましたし、涙を流しながら聞いている経営者の方もいました
小西氏のオフィシャルサイト を見て頂ければわかりますが、小西氏は酸素ボンベ無しで、8000m級の山に登る世界的に有名な登山家です。
8000m級の登山は命がけの登山で、小西氏は何度も仲間が目の前で死んでいく体験をしているそうです。
そして彼は仲間の死から何度も登山をやめようと思ったみたいなんですが、それでも今も山に登っているとのことで、講演の後の質疑応答のときに
「なぜ、それでも山に登るんですか?」
という質問があり、その後の彼の回答は本当に共感できるものでした。
(以下は私が聞いた内容を要約して書いています。)
小西氏:
登山家って自己中な人が多いんです。私も超!自己中で、親や嫁さんが止めても無視して山に登るような人間でした。私の夢は、「世界一の登山家」になることでした。だから今までの山に登る目的は「世界一の登山家」になることでした。
でも、嫁さんや仲間の死を通じて、ようやく46歳になって気づきました。山に登る目的が。
今の私の目的は「周りで私を助けてくれている人たちのため」に登っています。
山に登っているのは私一人ですが、登山は一人で出来るものではありません。周りで私を助けてくれる人、サポートしてくれる人のおかげで登れてるんです。
登山の山頂には「人の想い」という宝物があります。
私のように登山しかできない人間でも、私が登山をすることで喜んでくれる人がいます。
その人たちのために登っています。人は一人では生きていけません。
これからも仲間のために命がけで生きて行きます。
とのことでした。
愛する人たちのために命がけで登山をしている小西氏のプレゼンには、本当に引き込まれました。
「本気」
「命がけ」
口で言うのは簡単だけど、本当に命がけの人のプレゼンはすごかったです
私も経営者として小西氏と同じ考えです。
経営者も基本的に負けず嫌いで自己中な人が多いです。
でも経営者もいろんなつらい体験を乗り越えて、自分が経営する目的が、自分のためから周りの人のために変わっていきます。
私も30代になってようやく、「周りの人のお役に立つことが自分の使命」だということに気づきました。
自分のためだけだったら、こんなにリスクを抱えてまで経営をしないと思います。
(経営者って思っている以上にリスクもあるし、大変なんですよね・・・)
経営も登山もいっしょだなぁ~、と本当に共感できました。
私も小西氏のように、周りの人のため、そして自分のためにも一生懸命、経営をしていこうとおもいます
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