たい焼き3 | 流れ星ネコのまた旅日記

たい焼き3

 地元のレンズ豆であんこを作ることが出来ました。
 チュニジア日本人会バーベキュー大会の当日、たい焼き、作りましたねえ。
 汗とすすまみれになりながら。
 バーベキューなので燃料は炭火、ガスより格段に作りにくいです。
 (格言その1:「炭火にて、『鯛』は焼いても『たい焼き』焼くな」です)

 でも、ねじりハチマキ、ビール片手に作りまくりました。
 
 好評に気をよくして、日本人補習校の子供達に、たい焼きを持っていってやることにしました。
 チュニジアで家庭をもった日本人、日本から赴任したご夫婦、チュニジアに住むそんな彼らの子供たちが、毎週土曜日、日本人補習校に集まって、「国語」を習います。
 その日本人補習校に、私も一時期ボランティアで講師していました。
 普段は地元のチュニジア人小学校やアメリカンスクールに通う、小学校1年生から中学生の子供達です。

 日本の教科書で国語を教えますが、アラビア語やフランス語がぺらぺらな、そして日本語もしゃべくりなら達者な生意気で悪ガキの彼ら、そしてもう集まっただけで楽しくてしょうがなくて騒ぎまくる子供達に、心静かに落ち着いて日本語の読み書きを教えます(不可能だけれど)。
 まあ最後はカルタ取りやかけっこで終わるわけです。(いえいえ、私以外の先生はもちろんしっかり教えておられましたが)

 その日本人補習校でお誕生日会がありました。普段より授業を短くして、お母さんたちも集まって、ケーキやお菓子、ジュースでお誕生日を迎えた子供をお祝いします。
 そんなお誕生日会に、こっそりたい焼きを持っていったのです。
 子供達、喜んでくれるぞ・・・・
 
 喜んでくれましたねえ、目を輝かして。


 お母さん達が・・・


 子供達は「なにそれ?」といった感じで、地元のケーキにぱくついています。
 子供達のお母さんが、まあそれこそ喜んでくれました。
 「ほら、○○ちゃん、たい焼きよ。すごいでしょ、おいしいのよ、食べて食べて」
 と言いながら、その日の30個ほどのたい焼きは、お母さまたちの餌食になったのでありました。


 たい焼きのプロとなったワシ

 素晴らしきたい焼きたち