納豆2 | 流れ星ネコのまた旅日記

納豆2

 チュニジアには大豆がありません。もちろん納豆も味噌も豆腐もありません。(タイ醤油が一部あり)
 つまり日本人には極めて過酷な生息環境といえるでしょう。
 中華料理を装ったタイ料理店はありますが、本格中華料理店は郊外のリゾートホテル一つのみ。日本料理店など望むべくもありません。
(でも実際のところ、女性の適応能力はすごいと思います。食べ物に適応できない男どもに比べ、女性は何処でも何でも食べる能力を持っています。やっぱり持って生まれた固体生存力の違いでしょうか。異国における胃力(イリョク)のフォースは、断然女性が優れています)
 
 冷凍庫に保存していた日本から持参のおかめ納豆3個100円も底をつきました。
 いよいよその時が近づいてきました。
 このままほっておくと、私の遺伝子がどのような暴動を起こすかわかりません。
 

 戸棚に、日本から送られてきた大豆が眠っています。
 そして同僚に分けてもらった、ナットウキナーゼの白い粉末の小瓶。

  私の遺伝子が、
「納豆を作れ・・・・」
と命令しています。

 私は命じられるままフラフラと大豆とナットウキナーゼを手に取り、そして先日m先生からいただいた、納豆作成キット一式を、戸棚の奥から取り出したのでありました。