地元のスーパーで売り出されていた森永抹茶練乳チョコレート。
ジャケ買いならぬパッケ買い。
抹茶だからっていうのはもう大前提なのだが、昭和の子供向けどうぶつ図鑑に載ってそうな、リアル乳牛イラストの横にお抹茶セット。この一見乱暴でレトロ感あふるるパッケージデザインに胸キュンですよええ。
フルヤのウインターキャラメルに似た郷愁を感じずにはいられない。
このお菓子を見ていると、泉麻人が“オカシ屋ケン太”名義で出したメジャーからマイナー、そして流行りモノのお菓子について綴った『おやつストーリー』が読みたくなった。
泉麻人の本の中で自分ベスト3に入るのにamazonに無い。
神戸在住時代、三宮で『ニッポンおみやげ紀行』取材中と思われる泉麻人氏に出くわしたことがある。
当時の私は舞い上がって、まずすれ違って、そして確認の為にもう一度引き返して、同じ道2往復した上、ちょっとついていって、フロインドリーブ(有名なパン屋さん)に入っていったので、自分も入って、パンばさみをカシャカシャいわせながら、ちょっとだけ泉サンの側に行ってパンを選んだ。
若気の至りってやつぁね。おお、恥ずかしい。
まだ秋と呼ぶには早い、夏の終わりの暑い日だったのにコールテンのジャケットを着ていたのがひどく印象に残っている。
今でもたまぁにタモリ倶楽部なんかに出ていたりすると、「泉サン童顔とはいえ、やっぱり老けたなあ~」と思いつつ、なんか嬉しくなる。
エッセイストではなく、コラムニスト。俯瞰で物事を見て私的感情のみに走らない文章が好きだ。
童顔・色白なのでちっこいオジサンのイメージがあるかもしれないが、背、高いっすよ、泉麻人。
- なぞ食探偵 (中公文庫)/泉 麻人
- 「泉麻人の食べ物系、昭和レトロ系が特に好きだ。今でもアド街レギュラー復活してくんないかなと思っている」