マダガスカルでペスト発生、39人死亡(2013年) | 横山歯科医院

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[マダガスカルでペスト発生、39人死亡]

(AFPBB News  2013年12月13日)

発信地:アンタナナリボ/マダガスカル

【12月13日 AFP】
マダガスカルでペストが発生し、これまでに39人が死亡した。
同国政府が12日、発表した。

ペストの中で最も多いのは腺ペストだが、政府の医療関係者によると今回の
症例の90%がより悪性度が高い肺ペストだという。

肺ペストを発症すると、抗生物質の効果が出る間もなく3日以内に死亡する
ことがある。

同国の公衆衛生省は声明で、「マダガスカルでは現在、(112地域のうち)
5地域でペストが発生している。これまでに86人が感染し、うち39人が死亡
した」と明らかにした。
当局は、ペスト治療薬は無料で入手できるとして、熱や頭痛がある人は医師の
診察を受けるよう呼びかけている。 

最初の死亡者は11月に入る前に出ていたが、政府は11月23日に初めてペスト
発生を公式に発表した。

ペストの発生については、野放図な森林破壊によってネズミが住宅地に侵入
するようになったせいだとの声も上がっている。


ペストは、過去1000年にわたって何億人もの命を奪ってきた古い疫病で、
有効な抗生物質があるにもかかわらず現在も各地で発生している。

肺ペストは、感染者のせきで飛び散った飛沫を吸い込むことで発病する。
世界保健機関(WHO)によると、肺ペストは「最も致死率が高い感染症の
1つ」で、死亡率は「常に非常に高い」という。



http://www.afpbb.com/articles/-/3005002