[肌のトラブル 安全治療にLED]
(朝日新聞 2009年10月15日)
ニキビなど皮膚科の治療法に、LED(発光ダイオード)を導入する医療機関が
増えている。
レーザー治療に比べ即効性はないが、熱を使わないため安全性が高く、
光の色を変え様々な症状に対応できるのが特徴だ。
例えば青色LEDは、皮脂腺にたまりやすいポルフィリンという物質に
働きかけ、活性酸素を発生させる。
活性酸素は、皮脂腺の活動を抑えニキビができにくくなる。
赤色はアンチエイジングなどに効果が見られるという。
大阪市中央区のトキコクリニックでは、従来の治療で効果が見られない
患者らを中心に、LEDを使っている。
ニキビなどが大幅に改善される例もあり、好評という。
光と肌の関係に詳しい同志社大スキンエイジング・アンド・フォトエイジング
リサーチセンターの市橋正光教授(70)は「光には細胞の活性を引き出す
可能性が秘められており、新しい治療法が確立される分野だ」と話している。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200910140147.html