簡便な血中成分検査で「隠れスモーカー」を発見 | 横山歯科医院

横山歯科医院

http://yokoyama-dental.info/

[簡便な血中成分検査で“隠れスモーカー”を発見]

(HealthDay News  2007年10月22日)


人に隠れて喫煙する人は、用心したほうがよさそうだ。
米国の肺疾患専門医が、血中一酸化炭素測定器で隠れスモーカーを見抜く
ことができ、喫煙が人体に及ぼす影響を患者に示すことも可能だとしている。


喫煙しているか否かは、呼気、血液、唾液などで判定できるが、米ミシガン
州の肺疾患専門医のSridhar Reddy博士は、パルス酸素濃度計による検出が
より簡便だという。
同濃度計は、指先に装着して光波が皮膚を通過する際に血中の酸素濃度を測定
する。
同氏は、血中の一酸化炭素濃度も測定可能な酸素濃度計を用いた。


研究では、476人の患者を対象に、血液中の一酸化炭素濃度が高い喫煙者を
いかに検出できるかが検討された。
この機器はヘモグロビン中の一酸化炭素濃度を測定するものだが、一酸化炭素
濃度が6%以上の人に絞り込んだ場合には、喫煙者の95%を特定できることが
明らかになった。

同氏は、喫煙者全員の検出や、喫煙する人を100%正確に示すわけでは
ないが、ライトスモーカーかヘビースモーカーの特定は可能だとしている。


米マサチューセッツ大学家庭医学教授のJoseph DiFranza博士は、酸素
濃度計に喫煙者検出機器としての可能性は備わっているが、「無作為化比較
試験で効果が確認されるまでは、医師はそれを取り入れるべきではない」と
述べている。


同研究は、シカゴで開催された米国胸部専門医学会(ACCP)年次集会で発表
された。


http://www.healthdayjapan.com/