骨肉腫とは | 横山歯科医院

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[骨肉腫]

(Wikipedia)


骨肉腫とは肉腫の組織型の1つで、悪性の間葉性腫瘍のうち造骨細胞への
分化ポテンシャルをわずかでも有し、腫瘍骨を形成する能力を持つもので
ある。
別名は悪性骨形成性腫瘍。

殆どが骨に生じるが、骨とは離れた軟部組織からも生じることがあり、
骨外性骨肉腫 という。

骨肉腫は多発性骨髄腫と悪性リンパ腫を除く骨の悪性腫瘍のうち、最も発症
頻度が高い原発性骨腫瘍である。

単一の病変ではなく、いくつもの亜型を含む。
その中で最も頻度が高いものが骨内通常型骨肉腫であり、予後が悪いものの
1つである。
長幹骨の骨幹端が好発部位であり、50%が膝周辺に発生する。

以下、特に断りのないかぎり、この記事では「骨内通常型骨肉腫」につい
て述べる。



<罹患率>
小児期の腫瘍の5%であると言われている。
二峰性の分布を持ち、75%が20歳未満の患者で起こる。

番目のピークは初老期にあり、骨パジェット病、骨髄梗塞の様な骨の症状や
以前の被曝に関係する事が多い。



<病態>
長幹骨、特に脛骨や上腕骨の近位側および大腿骨遠位側の、骨幹端のが好発部
である。

未熟な血管が存在することもあり、この場合血行性転移を起こしやすい。



<徴候>
持続する痛みだが、激しいものではない。
スポーツをしている年代なら、筋肉痛と間違う場合もありがち。スポーツ中の
病的骨折で発見される場合もある。

小児の場合は「痛い」とは言わず、運動を嫌がる、手足を持たれたり、特定の
手足を動かされるのを嫌う、理由も無くびっこを引く場合もある。

初期の場合レントゲンでの所見で異常が見つからず、痛がらないため、
精神的なものとされる場合もあるが、次第に患部が膨らんでくることにより
異常が発見されることがある。



<原因>
なりやすい遺伝的な素因は存在する。
しかしラジウム、フッ化物、飲料水が環境的要因として骨肉腫の発生率を
上げるかどうかという疑問が残っている。