近親婚がダーウィンの子どもの死因である可能 | 横山歯科医院

横山歯科医院

http://yokoyama-dental.info/

[近親婚がダーウィンの子どもの死因である可能性]

(HealthDay News  2010年5月5日)


「ファミリー(一族)内の近親婚が、子どもたちの健康に有害となるかも
しれない」というチャールズ・ダーウィンの危惧は正当なものであった
ことが、新しい研究によって示された。


米オハイオ州立大学(マンスフィールド)のTim Berra氏らは今回、25の
ファミリーについて検討。
研究の結果、ダーウィン/ウエッジウッド家の子どもたちの死亡と近親婚に
統計学的な関連性が認められた。


ダーウィンは、いとこのエマ・ウエッジウッドと結婚し、彼の母親はみいとこ
(三従兄弟)の娘であった。
ダーウィンの子どもは10人中3人が成人する前に死亡。
1人は乳児で死因は不明、1人は10歳時に結核のため死亡した。
乳児期に猩紅熱で死亡したもう1人の写真は発達異常を示唆している。


Berra 氏らによれば、近親婚は感染症など多くの疾患の重要な危険因子で
あり、近親婚によりもたらされた有害な遺伝子の発現により、ダーウィンの
子どもの高い死亡率の説明がつく可能性があるという。

また、長い結婚生活を送った6人の子どものうち3人に子どもがいなかった
ことも、近親婚によって説明できる可能性がある。

ただし、同氏らは、ダーウィンの3人の息子が英国王立協会のフェローで
あり、ヴィクトリア女王からナイトの称号を授けられた点も指摘している。

研究結果は、医学誌「BioScience」5月号に掲載された。


http://www.healthdayjapan.com/