コンタクト汚職 地方機関に監査不要・・・住友容疑者働き掛け | 横山歯科医院

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[コンタクト汚職 地方機関に監査不要・・・住友容疑者働き掛け]

(毎日新聞  2010年9月27日)


コンタクトレンズ(CL)診療所への指導・監査を巡る汚職事件で、大阪府警に
収賄容疑で逮捕された厚生労働省課長補佐の住友克敏容疑者(50)がCL
販売店を展開する「シンワメディカル」(大阪市中央区)を指導・監査対象に
しないよう、地方社会保険事務局(現・地方厚生局)に働き掛けていたことが
捜査関係者への取材で分かった。
シンワ社役員の佃章則容疑者(55)=贈賄容疑で逮捕=らには、不正の
チェック方法など内部情報も伝えていた。
捜査関係者が明らかにした。


シンワ社はCL販売店に併設した診療所の診療報酬を過大請求していたと
みられるが、長年にわたり指導・監査対象から外れていた。
府警は、佃容疑者が特別医療指導監査官だった住友容疑者の「功績」と
認識し、謝礼に多額の現金を渡したとみて追及している。


住友容疑者は2008年9月まで特別医療指導監査官として、地方社会保険
事務局の医療機関への指導・監査を指揮する立場だった。
しかし住友容疑者は、シンワ社の診療所への指導・監査の必要性を指摘する
複数の地方社会保険事務局に「大丈夫。信頼がある会社だ」などと、対象から
外すよう求めたという。

さらに、診療報酬の不正請求を見抜く方法などが厚労省内で伝達されると、
その都度、佃容疑者らに内容を教え、対策を講じるよう助言していた。

一方、佃容疑者は今年4月、自分が経営するマンションの女性の部屋に下着を
盗む目的で侵入したとして、住居侵入の疑いで府警に逮捕された。
この捜査の過程で押収された書類などから、住友容疑者との癒着が発覚したと
いう。


府警捜査2課は26日、住友容疑者ら3人を大阪地検に送検し、シンワ社などの
関係先を捜索した。
27日にも東京・霞が関の厚労省を捜索する。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100927-00000002-maip-soci