コンタクト、長時間は避けて メーカーが無償提供 | 横山歯科医院

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[コンタクト、長時間は避けて メーカーが無償提供]

(朝日新聞  2011年3月29日)


コンタクトレンズの使用者で、ケア用品やスペア、メガネを持たずに避難所
などで暮らしている人は、連続装用が目に過度の負担をかけるので注意が
必要だ。

特に、酸素を通しにくい使い捨てタイプや「ソフト」タイプを使う人たちは
気をつけたい。


日本眼科医会の高野繁会長は、「つけっぱなしは絶対にやめたほうがいい」と
警鐘を鳴らす。

「ハード」タイプに比べ広範囲をレンズに覆われるため、黒目(角膜)が酸素
不足を起こしやすい。


長期にわたって装用を続けると、酸素を求めて血管が黒目に侵入する
「新生血管」となり、視野に異常を来すなどの可能性があるという。

いったん外した使い捨てタイプを再びつけるのも厳禁だ。


メーカーは無償提供を始めている。
シードは24日までに、岩手・宮城両県に使い捨てのコンタクトレンズ1万箱
(5千人の1カ月分)とケア用品1万本(5千人の2カ月分)を発送。
福島県へも27日、ケア用品1千本(1千人の1カ月分)を届けた。

困っている人は最寄りの眼科医へ相談を。
宮城県の眼科診療状況については、日本コンタクトレンズ学会がツイッター
(@jcls_japan)で発信している。


https://aspara.asahi.com/column/eqmd/entry/w6kloqrLFa