6/30(日)、会報・宣伝チーム(通称:フリペ班)第二回目のミーティングが行われました。
テーマは前回に引き続き「もっと横浜を知ろう!」。
ということで「LOGBOOK」をやってみることに。


「LOGBOOK」は、演出家の市原幹也さんと、ドラマトゥルクで舞台制作者の野村政之さんが共同開発したプロジェクト。
まちを歩きながら気になったものを記録し「LOGBOOK=航海日誌」を作成、さらにその「LOGBOOK」を手にした他の人が、記録に沿ってまちを歩いてみるというものです。

この「LOGBOOK」も横浜トリエンナーレサポーター課外授業プログラムのひとつ。今年の1~3月には黄金町を中心に「LOGBOOK 横浜」が開催され、参加した方々によるたくさんの「LOGBOOK」ができあがりました。

今回のフリペ班LOGBOOKでは、その時に作成された「LOGBOOK」の中からふたつを選び、2チームに分かれて黄金町周辺を歩きました。

■「LOGBOOK」スタート
黄金町エリアマネジメントセンターから高架下スタジオSite-Dに移動してスタート。
最初の「記録」が見つからず、いきなり迷う我がチーム。まさに右往左往しながら進み、ようやく目印となる「記録」を発見。「あれだー!」と、まるで宝探しの地図で宝物を見つけたみたいな気分。

横浜トリエンナーレサポーター事務局


「LOGBOOK」には作成した人の視点が随所に盛り込まれていて、「ああ、この人はここが気になったんだなあ」と思ったり、意外な記録に思わず笑ってしまったり。
また「これ、まだあったよ」「猫も元気だったよー」「もうなくなってた…」と、“今”を伝えたくなったりも。
時を経て、「LOGBOOK」を作成した人が見て感じたものを共有できるって、なんだかステキです。

無事ゴールした時には、スタートした時よりもまちがぐっと身近になった気がしました。

■「LOGBOOK」をつくってみよう
次はフリペ班メンバーそれぞれが「LOGBOOK」作成に挑む!
各自、地図とコンパスそしてペンを持ち、黄金町“航海”へ出発ー。

「!」「?」「?!」…前回のミーティングで歩いたときはまた違う意味で、初めて見るもの・感じるものがたくさん。
あちこち見回しメモ取りながら歩いていたら、不審者に思われたのか「何してるの?何かの調査?」とご近所の方に声をかけられ…。
いつもだったらあわあわしてしまいそうなシチュエーションも、「このまちは、ひとりひとり顔をあわせたご近所付き合いをしているんだなあ」と、むしろうれしくなったりして。

“航海”が終わり、黄金町エリアマネジメントセンターに戻って「LOGBOOK」を作成。
できあがったみんなの「LOGBOOK」を見ると、イラストをたくさん使ったり、テキストで読ませたり、それぞれの個性が光っていておもしろい。
横浜トリエンナーレサポーター事務局

わたしが作った「LOGBOOK」は、どんな人が手にするんだろう。どう感じてくれるかなあ。
そう考えるとわくわくします(…でも、時間がなくてかなり省略してしまった。ゴールできなかったらごめんなさい…! と、ここで謝っておこう)

「LOGBOOK」をやってみて改めて思ったのは、まちには「気になるもの」があちこちにあるんだなあ、ということ。
ちょっと視点を変えてみただけで、まちの色がぐんと濃くなる。ぱきっとクリアになる。

さて。「LOGBOOK」をフリーペーパーに代えたとき、わたしたちは「まち」をどう描くか…?
フリペ班、次のステップへと進みますー。