無理は時にはしなきゃね。
無茶は絶対しなさんなよ。
/ 永六輔
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土曜日に思い立ったので携帯を買いました。
LYNX SH-10B
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/smart_phone/sh10b/
早く行かないと売り切れちゃう!と、ビックカメラに電話して「今から行っても有りますか?」って聞いたら「SH-10B の白ですか?在庫は沢山あります。今日明日で売り切れるなんてことはありません」と笑顔(予想)で即答されたり。人気無いのかな。
アドレス帳とかの関係で FOMA カードは以前の機種に差したまま。今のところはWifi専用機。
ちなみに前回も「SH702iD」シャープ。4年も使っていてバッテリーも膨らんで一度交換した機体だけど、未だ健在。音声通話用の予備として待機してくれたまえ。
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で、LYNXのレビュー。
キーボード
>見た目より打ちづらい。
>キーが柔らかくて周辺のキーを巻き込む感じになりやすい。
>でも通常のケータイ入力するよりは圧倒的に効率がイイ。
>昨今の若い人の入力速度は知りません。
Android
>全体的にモタモタする。
>あくまで「iPhoneと比べて」という話なので、比べなければ大変快適。
>クラウド系は連携を含めて気持ち悪いくらい便利に出来てる。
ブラウザ
>iPhone と比べると若干遅いが、通常使用としては大変快適。
画面が広いので強烈に使いやすいというかスマートフォン用サイトに
勝手に移動しないで欲しい逆に使いづらいよ。
各種アプリ
>縦持ち携帯を前提に作られたアプリが多いので微妙に使いづらいキモチになる事も。
>iPhone と比べると以下略
トラックボール
>別に使いやすいとも使いづらいとも思わず。
電話機能
>未使用の為不明。
まるでダメ!みたいに見えますがそうでもない。
褒めろよという話ですが、比較するのが自分の 702iD と周囲の iPhone なので、機能面を比べると「702iDと比べると大変素晴らしいが、iPhone と比べるとアラが目立つ」という感想にしかなりません。
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じゃあ、LYNX の良いところはどこか?
まあキーボードがくっついているところ。
しかもスライドではなくクラムシェル。
携帯である事からギリギリでこぼれ落ちたハードウェアデザイン。
誰に見せても「でけえ!」と言わせるマッチョなボリューム。
素晴らしい。
肉体が精神を定義するように、筐体が「俺はPCだぜ」って事を主張している訳です。
iPhone や Xperia が「スゴイ携帯ですよ」ってアピってるのに対して、LYNX は「ヘボイPC」になっちゃってる。それでも実装する、そのヤリきった感。
原付なのにカウルを付けた YSR50 や、無理矢理ウィンドゥシステムを載せた TOWNS-OS のような背伸び感に無意味な高揚を感じずには居られません(判りづらい)。
つまり負けると判っていても、やらなきゃならない時も有るって事ですよ!
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それにしても mixi の宣伝サイトはどうなんですかね。
http://mixi.jp/pr_sharp_lynx.pl?type=man
http://mixi.jp/pr_sharp_lynx.pl?type=woman
LYNX に限らず、ケータイの「うわーこんな素敵なライフスタイル見て見て」広告はダメな感じでいっぱいなんですが、プロダクトデザインとかのプレゼン方法の一つにこういう手法(組み込んだらどんな一日になるの?的な)があるので、なかなか脱却出来ないんだろうなー。
スペック並べるだけじゃあ仕事にならないし、広告屋さんも大変。
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ということで、ヨコオが眼鏡ケースを耳に当てて通話している姿を目撃した場合は、そっとスルーして頂けると嬉しいです。
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