宇宙で2番目にダメなゲーム企画書の書き方 その07 | ヨコオタロウの日記
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戦争においてさえ、戦争が最終目的ではない。

/ シェークスピア



これまでのまとめ。
http://www.bukkoro.com/taro/planning.html

さてさて7回目の今日は2ページ目。
いきなりですが、今日はアップしたPDFを見るがいいさ!
http://www.bukkoro.com/taro/u2dgkk/pdfs/sample_080207.pdf



ま、というわけで2ページ目の目的をおさらい。

・何が新しいのか?
 >「新規性」をトッピングする。
 >「インフィニット・シュート」の説明。

こんな感じでした。
で、新規機能として「インフィニット・シュート」としていたんですが、これ単体で1ページ割くアイデアが出なかったので、ゲージを消費する形でいろんな必殺技が出せるような仕様に変更してみました。それが「ジーコ・ゲージ」。

「ジーコ・ゲージ」を消費する事で特殊技を発動出来ます。



レイアウトの特徴は以下の通り。

・1ページ目と印象を変える。
・「ジーコ・ゲージ」についての説明を入れる
・特殊技の説明。

「ジーコ・ゲージ」で説明を1ブロック使ってしまうので、残りのエリアで説明出来る特殊技はあまりありません。レイアウト的には2~3個ですが、2個だとちょっと寂しい感じがするので3個。必殺技がいくつあれば面白いか?というより、いくつ見せればいいのか?という視点から導き出した個数です。
ちょっと特殊なレイアウトになるので、見出しの作り方も変えます。

まず「ジーコ・ゲージ」の説明は重要なので枠で囲っておきます。こうすることで右のイメージと左の説明が同一であることを認識させます。ここは枠じゃなくても下に台紙っぽいエリアを配置させる事でもいいかもしれません。
下にある必殺技は、中見出しを画像の中に埋め込んでみました。

重要なのは「イメージと説明の対応がハッキリ判る」事。
これが壊れると、グチャグチャの書類に見えてしまいます。

ページを分割する方法はいくつかありますが、「中見出しは4つまで」というルールに従うとページ分割もおのずと何種類かしか作れません。あとは、要素の重要性や読ませたい動線に合わせて適当なレイアウトを選びます。詳しく知りたい人はDTPやデザインの本とか買うといいんじゃないでしょうか。
今回は「ジーコ・ゲージ」の説明をまず読んで貰い、それ意外の特殊技については後から同時に目に飛び込んでくるようにしてみました。



あとは「ジーコ・ゲージ」によって発動される特殊技の内容です。
ここは目新しければなんでもいいので、ある程度バランス良く項目を作ってみました。
あまり機能がかぶらないようにした方がバリエーション感が出ると思います。

また今回は「サッカーなのにこんな技が出せるのかよ!」というテーマで作ったので、やや軍事寄りの特殊技にして面白おかしくしています。



本日はここまで。
ところで、世の中的にはもう就職活動が始まってるんですよね。
この企画は来年の新卒さん用かなあ。

もしご意見・ご質問があれば mixi でもアメブロでもいいんでコメント欄にください。気が向いたらお答えします(え?)。
ではでは。