申請を受け付けないのは違法 | 富山の行政書士

申請を受け付けないのは違法

3月~5月はずっと忙しかった・・・


毎年年度末前後の自動車関係の手続き


会社設立関係


建設業許可・決算届出


古物商に産業廃棄物収集運搬許可申請


そして離婚関係等など・・・


まだ終わっていない業務もありますが、やっと少し落ち着いてきたので、


久しぶりにブログを更新しております。


忙しかった分、ブログ等に反映したい記事などもたくさんたまっておりますので、


これからまた再び忙しくなるまでの間に、どんどん記事をアップしていきたいと


考えております。


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■ 役所が申請を受け付けないのは違法
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上記のようにさまざまな業務に携わっている中で、時々、申請窓口で


書類に不備がある等のために、役所の人間から書類を返されるなどされる方の姿を


目にすることがあります。


しかし、これは本来あってはならないことです。


行政手続法Q&A(総務省HP)


行政手続法


自分の場合にもありました。


ある登録申請において、許可がとれるかどうか少し微妙な場合だったのですが、


法から判断するに、全く可能性が無いことはなさそうだったので、


とりあえず申請して、審査をしてもらいたかったのです。


しかし、申請時に、私に対応してくれた役所の人間一個人によって、


いろいろ理由を付けられ申請を拒否されそうになりました。


しかし、そもそも申請に対する審査は役所の対応してくれた一個人の判断によって


されるものでもないので、


申請に対する手数料も無駄になる覚悟で(依頼者の了承をとったうえで)、


行政手続法7条の規定を理由に申請を受け付けさせ、審査させました。


そうしたらどうでしょう。


結局、少しの補正が必要になっただけで、


許可を取得できる運びとなりました。


というわけで、みなさまも役所へのさまざまな申請時において、


その窓口の役所の担当者から書類の受取りを拒否されそうなことがあったら、


ぜひ行政手続法7条の規定を根拠に、役所の人間に書類を受け取らせましょう。


また、


これは申請に対する処理期間(審査から結果が出るまで)にも影響を及ぼします。


結局、書類を受け取らせないと審査が始まらないため、結果が出るのが、どんどん


おそくなってしまいますので。