3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」
それより先に3月2日にココ神宮寺で「お水送り」が行われます。


元正天皇の勅願により奈良時代は和同7年間(714年)、若狭国一の宮(若狭彦神社)の神願寺として泰澄大師の弟子沙門滑元による開創されたと伝わるとても古いお寺です。


普段は静かなお寺です。


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神仏習合の寺院で、本堂内で二拍一礼でお参りするのはこの寺だけとのことです。
本堂入口には『しめ縄』が張ってあります。

本堂に入るところにわら草履があり
履いて本堂へ。

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ぐるりと回ってから外に行き
閼伽井屋(あかいや)という建物の中にある井戸に行きました

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ここから『お香水』を汲み
お水送りが始まります

3月2日、午後7時頃
神宮寺境内で大護摩が焚かれ、閼伽井屋からお香水を汲み護摩の火が落ちるころ、大護摩で大松明、中松明、手持ち松明を点火して、山伏、僧のホラ貝の音とともに約2キロの道のりを鵜の瀬まで行列します。

一般参加者にも点火された手松明が一本一本手渡され、神宮寺から鵜の瀬まで赤々と燃える松明の行列が続きます


松明の到達点である鵜の瀬でも、川岸で護摩が焚かれ、護摩の炎と松明の灯りが川面を照らすなか、白覆面の衣装をまとった神宮寺住職が送水文を読み上げ、
『お香水』は筒から遠敷川に注ぎ込まれます。
『お香水』は10日間かけて、奈良東大寺二月堂の『若狭井』に届きます


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それと同時に一斉にほら貝が鳴り響きます。
この瞬間が『お水送り』神事のクライマックスです。
幻想的な空気が周囲に流れます。


ここが今の鵜の瀬です

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奈良と小浜が昔から深い関係にあったということがわかりますが
なぜ小浜から東大寺へお水を送ることになったんでしょうね。

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こちらにそのことが書かれています→

この行事が終わると春が来る
と言われています


奈良と若狭が昔から深い関係にあったことを物語る神秘的な行事です。


御朱印


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山号(霊応山)

正式名(霊応山 根本神宮寺)

宗派(天台宗

ご本尊(薬師如来

開基 (沙門滑元)
創建年(714年)
住所(福井県小浜市神宮寺30-4)


参拝できましたことに感謝いたします

また、最後までご覧いただきありがとうございました