まとまりのない話
TVの“がん”というキーワードに反応するようになりました。
保険のCMを見るたびに、何度(入っておけば…)と思っていることか。
月曜の深夜にNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』が
再放送されていたのですが、「大腸がん…」と聞こえてきたので、例にもれず視聴してみる。
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大腸がん内視鏡手術の第一人者である昭和大学横浜市北部病院の工藤進英先生がこの回の主人公。
切って治すことが王道だった大腸がん。
工藤先生は当時マイナーであった内視鏡を用いることで、
術後の患者さんの負担を軽くする方法をさぐり、
メジャーになるまでの道を作った。
放送の後半には、腫瘍の位置の問題で
全摘出&人工肛門にするしかないと2つの病院で診断された
患者さんが工藤先生を訪問。
内視鏡での処置は無理だったものの、
最低限の傷ですむ手術で肛門温存することができた。
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乳がんもかつては手術といえば全摘出。
病気は違えど、命と同じくらい大切なその後のQOL向上が
重要視されて、技術も追い付いてきているんだなぁとつくづく感じた。
それに、
内視鏡は無理だったけれど、最小限の傷ですんだその患者さん。
全摘出だけど、同時再建の道を選べた私。
病院の数だけ、そして先生の数だけ
方針・キャパシティ・先生の人数・その先生の経験値や考え…etc
が異なり、どの病院でもまったく同じ治療法・その後のケアを望むことは現状難しいのだから(ガイドラインはあるけれど)、
セカンドオピニオンって大事です。
結果、たとえ希望の治療ができなくても、とことん最善を追求した上での結論ならば、納得できるはず(私が当初受診した病院では、同時再建を方針として行っていませんでした)。
もちろん、セカオピをとらなくても、
要は納得できる治療かどうか、ですよね。
治療に対するモチベーションも変わってくるし。
そのためにも、
病気ひとつをとってもいろんな治療の選択肢があるということ、
その情報が、患者自身や周りの人に伝わることが、
まず肝心だなぁと思いました。
情報源の大部分を占めていると言っていいネット、
その中でもブログの存在は大きいです。
QOL→セカオピ→ブログと話の筋がブレブレですが、
いろいろと思うところのあった番組だったのでした。