2006年10月29日

父親たちの星条旗

テーマ:ブログ




 父親たちの星条旗を鑑賞しました。

 当blogでも過去紹介している、クリント・イーストウッド+スピルバーグの最強コンビが放つ日米二部作の第一弾です。
 この監督は前作から特に際立って、動と静、光と影、のコントラストを多用する演出をしますが、今回も前作ほどではないにせよ、光と影のドラマです。

 影はもちろん、戦闘、殺戮。リアリズムの伝道師・スピルバーグが、今度は上陸シーンだけでなく海と空、待ち伏せや夜間戦闘も織り交ぜた壮絶なシーンを連発します。
 建造物も樹木もない小さな島で、穴を掘って待ち伏せする日本軍。米軍は圧倒的物量ながら、島の内部へ引き込まれて四方八方から狙われます。
 ノルマンディーのような線と線のぶつかり合い故に一旦突破すると雪崩式に勝利できる作戦との違いが、如実に表現されていますね。こんな戦闘に参加するのは、もちろん想像すら出来ませんが、イヤすぎます。
 フィルム現像をダークブルー基調で細工する小技も効いていて、陰鬱で不気味な島での戦闘シーンをことさら強調。このあたりの演出は、ハリウッドきってのこだわりコンビの面目躍如といったところです。

 そして光(実際には光でも何でもないのですが)は、硫黄島の擂鉢山頂上に星条旗を立てた男達が翻弄される、本国のお祭り騒ぎ。米国民の士気を高揚させ、戦争継続のための国債を買ってもらうべく、プロモーション行脚に駆り出される主人公達の苦悩を描きます。しかも裏話があって、"Flags"というところがミソなのですが、ネタバレになるので自粛。

 物語は、戦争の生き残りである硫黄島戦闘に参加した兵へのインタビュー・シーンなども織り交ぜつつ、淡々と進みます。
 ところどころにフラッシュバックのように差し込まれる壮絶戦闘シーン。

 イヤ正直なところ若干説教くさいところもあるし、ドラマ性はありません。要するに、いつもの自然体なイーストウッド映画と言えるでしょう。
 いつもと違うのは、戦闘シーンだけ、スピルバーグ映画が差し込まれているところですね。
 最終的な評価は12月9日という挑戦的な日付に公開される次作を観てからにしますが、アカデミー賞!っていうことだけでイーストウッド映画を「知らずに」観ると、つまんないかも知れませんね。
 実際、本国でも興行的には若干振るわないようです。

 まあ日本人としては「硫黄島からの手紙」のほうでちゃんと日本人の心意気が描かれていればそれでいいので、次回作に期待することにし、12月は007もあるから映画鑑賞が忙しそうだな~と心の準備をしておきます。

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硫黄島
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ジェームズ・ブラッドレー, 大島 英美
父親たちの星条旗


ジェイムズ ブラッドリー, ロン パワーズ, James Bradley, Ron Powers, 島田 三蔵
硫黄島の星条旗


NHKエンタープライズ
NHKスペシャル 硫黄島 玉砕戦~生還者 61年目の証言~

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