2006年01月13日

【ビジネス】進化する日本的経営

テーマ:Book Review


吉村 久夫
進化する日本的経営―全員リーダーの時代へ

 AMAZONで買ったので手元に届いてから偶然知ったんですが、ここの社長も素晴らしい本だと言っている、と帯に書いてありました。流石、有名人ですね。

 確かに良書です。

 現在の日本がどのようにして出来上がったか、企業というテーマを通じてその歴史的成長過程を振り返りつつ、現在我々が置かれている状況や世界情勢を再確認したうえで、これからの新しい日本企業のあるべき姿、ひいては日本人のあるべき姿を語っています。

 これまでの歴史の振り返り、現状分析、これからどうすべきかの示唆、がバランスよく散らばっていて、かつ200頁弱で文字量も若干少なめであり、非常に読みやすく分かりやすかったです。逆にあるテーマで深く知りたい人には物足りないかも知れません。

 一読して印象に残るのは、日本が明治より昔の江戸、ひいては頼朝の時代から本格的な企業経営とも言える営みを始めていたという事実や、その他古き日本文化の良さが再確認できる紹介の数々。

 武士は優れた経営者である、とか、江戸時代は見習うべき点が多数ある環境適合循環型社会である、だとか、明治維新後、なぜ日本がこんなにも西欧に急速に追いついて世界の経済大国になったのか、その歴史的背景に基づく分析を通じて、先人達の賢さを知ることが出来ます。

 そして、この本で更にオイシイのが、文中で引き合いに出される名著の数々。

 巻末の「主な参考文献」だけでも50冊!

 ビジョナリーカンパニーからドラッカー、さらには武士道、孫子まで、企業経営に関するあらゆる参考書、指南書が網羅されているといっても言い過ぎではないでしょう。

 実は企業経営をするにあたりどんな書籍を読むべきかについては、この参考文献が本当に参考になるような気がします。

 この本で企業経営の理念とか原理原則、グランドデザインの重要性を認識し、さらに深いところや細かいテクニックは紹介されている膨大な参考文献をあさる、という風に活用するのが良いでしょう。

 また日本人としてのあるべき姿、歴史的に重んじるべき事柄が分かるので、経営と書いてあるからといって臆せず新入社員など若手にも読ませるべきですね。

 この先何度か読み返す予感がします。それが良書の良書たる所以。


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