歴史上の偉人達もアスペルガーやADHD
(注意欠陥・多動性障害)などの症状があったと言われています。
しかし、同じADHAでも社会に適用できず、すぐに腹を立てたり、
癇癪を起したりする人もいるそうです。
その違いは、【環境】です。
ご存知、20世紀最大の発明王であるエジソンは典型的な例です。
彼は「風はどこから吹いてくるの?」「なぜ船は浮かぶのだろう?」など
疑問に持ったことを大人に聞き続けていたといいます。
ご存知の方も多いと思うが、彼の学歴は小学校3ヶ月です。
たったの3カ月・・
しかし彼は当初、学校の先生からあまりにいろいろと聞かれるので、
「この子は頭が腐っている」と言われたそうです。
エジソンの母ナンシーは、先生に対して「この子は決してバカなんかじゃない!何かを知りたがっているんです」と言い、「この子は私が育てる!」と決心します。
それ以来、彼が聞きたがっていること、知りたがっていることは、
自分で調べたり考えたりする機会を与え続けてきたそうです。
母の、エジソンを思う気持ち、単に『できないダメな子』として考えるのではなく、
可能性を信じる想いが、彼を偉大な発明家に育てあげたことは言うまでもありません。
エジソンは言っています。
『私を作り上げたのは、母だった』と・・
今の学校教育では、みんなが平均的な成績を残せるように、
苦手なことを頑張って得意になるように・・
というシステムがあります。
決して個性を尊重し、得意なことを存分に伸ばしてあげる教育ではありません。
子供の時、すごく疑問に感じていたことがあります。
それは、『なぜ、みんな同じようにせんとあかんのやろ?』
素朴な疑問でした。
学校の授業は窮屈でたまりませんでした。
動かずにずっと同じ場所にとどまっているのは、苦痛でした。
よく、『落着きがない』と先生から叱られました。
ひどいときには、暗くて狭い押し入れに閉じ込められて、泣き叫んでいたこともあります。
『みんなと同じようにできない。それは悪いことなんだ』
そう思い込んできました。
僕は思います。
できないことは、決して悪いことではなく、それも一つの個性。
出来ないこと、弱いことこそ、強みにもなると思います。
これからは【心】の時代。
より人間性が求められる時代です。
その人の弱点、できないことでさえも個性として
受け入れられるようになってくると思います。
【人よりもできないこと = 悪いこと】ではなく、
それを一つの個性として尊重し、
その子の良いところをもっと伸ばしてあげれるような社会になって欲しいと切に願っています。
できないことは、決して悪いことではなく、それも一つの個性。
出来ないこと、弱いことこそ、強みにもなると思います。