若いころは、どうすれば難しいアサナ(ポーズ)ができるのかと思って練習をしていた時期もあった。でも、体は思うようには動いてくれず、腰を痛める結果になってしまった。
それからは特に痛みと向き合ってアサナをするようになっていった。
自分のヨガのテーマは心と体の関係を探っていくことであり、ヨガの最終目標であるサマディを体験することでもあったから、瞑想をしたり心理療法を学んだり受けたりもしてきた。今でも学んでいるが。
最近では、アサナをしながら、サマディに至るヨガの8つの段階というか、方法の中のプラティヤハーラ、ダラーナ、ディヤーナをメインに行うようになってきている。
この辺は意識の働きが大きくなってくる。
プラティヤハーラは制感と言われて感覚のコントロールになるが、心理療法がこの制感には大いに役立つ。
制感がないと次のダラーナ(集中)を高めていくことは難しくなってくる。
ここから、瞑想という段階に入ってくるといわれているが、アサナをしながら集中を高めていくのだから当然体に意識が集中してくる。
そしてディヤーナ(静慮)。その集中が広がっていく。
この3つの技法をアサナの中で行っていく。
それが今行っている自分のヨガだ。
直接ではないが、こういう教えといっていいのだろうか、ヒントを授かるのが敬愛するグルジからのインスピレーションであったり、書物などからなのである。