HSP（Highly Sensitive Person)は
暴力シーンがとても苦手。
今日はちょっと重たい話なのでご用心
ください。
＊（注意）今日は暴力のことを書くので
暴力がとても苦手で気分が悪くなったり
する人は読まないでください。
そして、あなたの感覚が正常で
あることだけは知っていてください。
暴力シーンに耐えられない人、
HSPのあなたの神経は正常です。
暴力がなくても、
テレビの音が大の苦手
というHSPはたくさんいます。
わたしもそうです。
暴力シーンでなくても、
怖い場面が来る、っていうのは
小さい頃から直感的にすぐわかって
いつも目を閉じていました。
友達に誘われてオカルト映画
みたいなのに初めて行った高校生の頃、
ほとんど最初から最後まで
目をつぶっていたのを覚えています。
この”ひどく鈍感な”とも言える
現代社会では
目を覆うような暴力シーンが
映画でもテレビ番組でも溢れています。
暴力シーンや罵り言葉がひどいので、
映画館を上映途中で出て来たことが
何度かあって、それからほとんど
行かなくなりました。
暴力シーンや罵り言葉がない、と
断言できる映画がほとんどないから
です。それがないとわかっていれば、
よほど見たい時だけ行きます。
HSPは視覚からも、聴覚からも、
全身すべての知覚・感覚で、
残酷な写真や暴力シーンの
エネルギーそのものを
感じてしまうのです。
アメリカへ来てからもう長いこと、
テレビも持たないでいますが
全然見たいとも思いません。
テレビの画面を通すと、
人が殴られたりひどい暴力にあっていても、
殺人シーンや血を見ても平気な人が
何と多くなってしまったことでしょうか？
食事しながらそういう番組を
平気で流しっぱなしにしている人も
周りにいませんか？
そして、私たちHSPは ”気にしすぎ”、
とか ”気が弱すぎる” とか言われます。
それって変じゃないですか？
Facebook でも、気をつけていないと
突然動物の殺戮とか残虐な写真が
飛び出して来ます。
たとえ”こんなひどいことは許せない”
という意図の投稿でも、それを
わざわざ拡散・蔓延させることは
そのエネルギーを、
その人もいっしょになって
世の中に広げる一役を
かっていることになります。
見たくもないのに突然目の前に
残虐な写真や動画が現れて、
本当に気持ちが悪くなって、
すぐにそういう写真を流している人を
ブロックしたことが何度かあります。
そんな時はHSPの人は吸ってしまった
エネルギーを浄化するのに一苦労します。
ひどい目にあっている人や動物の
痛みや苦しみまで感じてしまうのです。
人の血が流れれば匂いもするはず、
これを読んでいて気分が悪くなったら
あなたは正常です。（ごめんなさい）
現代社会に溢れている
ドラマや番組、映画は
これでもか、これでもかというほど
暴力や壮絶な雑音を投げかけて
来ます。アクション映画が好きな人、
騒音だけ聞いて、興奮していますね？
多くの人は、
この世界がどんなに美しく
感動に満ち溢れたものか
忘れてしまっています。
そして空洞になった心を埋めるため、
興奮状態をつくるために、
”スリル満点”な映画を見に行ったり
お酒やカフェインでアップダウンを
繰り返します。
マインドフルで平穏な暮らしを
心がけ始めると、そういうものには
耐えられなくなって来ます。
赤ちゃんや子供がHSCだと
気がつかずに家でテレビや
オーディオをかけっぱなし
にしていたら、子供がどんなに
苦しんでいるか想像できますか？
家族の怒鳴り声や近所の騒音も
HSCやHSPには
大きなストレスになります。
そういう状況に置かれた時
人間や動物が生き延びるために
することは刺激を遮断することです。
心と体のエネルギーの流れを
止めることが、生き延びるための
手段となってしまいます。
これはとても悲しいことです。
現代社会ではあまりに多くの人が
この”感情やエネルギーの遮断”をして、
麻痺状態になっているようです。
感じないように、お酒やドラッグで
麻痺させていくのも一つの遮断です。
HSPが依存症になりやすいのは
このためでもあります。
HSPの人は身の回りに
暴力的なものを置かないように、
自然に心がけていると思います。
あなたの気持ちを掻き立てたり、
荒立てるようなものをあなたの
暮らしに取り入れないことは
大切なセルフケアになります。
心配なのは気がつかないまま、
友達や家族との”付き合い”で、
無理して我慢している人たちです。
無駄な暴言や罵り言葉を
使っているコメディーを見て
喜んでいる限り、製作する側は
売るためにまた作って来ます。
もっときれいな言葉で話したい、
という選択をして、
変わり者扱いされたら、
それでもいいんじゃないかな、
と思います。
みんなで少しずつ、
こんなに暴力いらないよね、
私は見たくない、
と声を上げていきましょう。
こういう風に書くとまた
生真面目〜 肩の力、抜いたら？
と聞こえて来そうですが、
これがわたしの選択です。笑
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